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cafeglobeからの転載:少し前に話題になった勝間勝代さん筆の書籍『断る力』。
「断る力」とは、自分ができないことや不必要なことを前向きに切り分け、相手に受け入れてもらう力です。この力がないと、頼まれたことを全て引き受けてしまうことになりかねません。
「断る」目的は、成功するための時間をつくること
しかし、時間は有限です。頼まれごとをすべて引き受けていたら、キャリアアップのために勉強する時間や、専門性を磨く時間は減ってしまいます。そうなった場合、市場価値のあるプロフェッショナルとして成功するのは、難しくなってしまいます。
実際、2005年にウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれた勝間さんは、以下のような発言をしています。
私が「コモディティ(規格が決まっている商品のことを指す。人材であれば、汎用的な人材のこと)」から抜け出せる実力がついたのは、「断ること」で自分に時間を使うようになってからです。自分に時間を使わないと、頭も使えませんから、頭を相手に任せて、自分は手足として「動く」ことになります。
『断る力』P.17より引用
「○○さんに仕事を頼みたい」と、バイネームで仕事をとるためには、圧倒的な技術や個性、存在感が必要ですが、それは一朝一夕では身につきません。勝間さんですら、断ることで自分の時間を使えるようになってからだった、と言っているのです。
「断る力」を身につけるには
では、自分の時間を作るために重要な「断る力」を身につけるためには、どうしたらいいのでしょうか。勝間さんは、解決策として、下記の3つを挙げています。
1.必要のない相手に嫌われることに慣れること2.断ってもデメリットは意外と少ないことを理解すること3.対等な人間関係を築くこと
1、2は意識の問題ですが、3は相手があることなので、なかなか難しいかもしれません。特に重要なお客様や目上の方であればその難しさは増すでしょう。
ただし、ひとつ言えることは、いわゆる「イエスマン」は使い勝手の良さに感謝されることはあっても、尊敬を集めることはできないということです。
「イエスマン」でいると意思決定権がなくなる
たとえば、筆者の経験では、とある企業の実質的なブレーンと目されている方が言っていた言葉が強烈に心に残っています。
「自分が部下の範疇に余る指示を出す最初の目的は、部下の心意気を見ることです。互いがプロしての気概を持たない限り、信頼関係は築けない。…