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2015年3月3日、英インデペンデント紙によると、ネパール山岳協会(NMA)のアング・ツェリン・シェルパ会長は世界最高峰のエベレスト(チョモランマ)が登山者の排せつ物によって環境汚染の危険にさらされていると警告した。5日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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標高5300メートルのベースキャンプから、8844メートルまでの第1~4キャンプで登山者は身体を高度順応させていくが、テントや登山に必要な設備は存在するものの、トイレはいまだ設置されていない。登山者は約2カ月を現地で過ごすが、その間の排せつ物は、標高が高く、気温も低いため分解されず、キャンプ周辺にたまる一方となっている。
ごみの遺棄も問題となっており、ネパール政府は2014年から登山者に対して8キロのごみを持ち帰るよう求める新たな措置をとっている。
1953年の人類初登頂以降、4000人余りが登頂に成功。現在、エベレストには年間約700人が登頂を目指して入山している。(翻訳・編集/岡田)