「アイドル戦国時代」という言葉が囁かれ始めたのは2010年ごろのことだという。AKB48を始めとしたいわゆる「AKBグループ」、モーニング娘。を筆頭とした「ハロー！プロジェクト」や「ももいろクローバーZ」を主軸に、無数のアイドルユニットが生まれ、互いに独自性を打ち出して活動している。
　
　■ドラッグストアの全国チェーン「ダイコクドラッグ」発のアイドルも
　
　そんな中、株式会社ダイコクが展開する「ダイコクドラッグ」発のアイドルグループがデビュー曲をリリースして注目を集めている。ユニット名は「DDプリンセス」。2015年3月4日に「一大告白タイム」がリリースされたばかり。この曲、すでに昨年末からダイコクドラッグの店内でヘビーローテーションされており、お客さんの間で「この中毒性の高い歌は何？」と噂されていたものだという。
　
　作詞作曲は元「東京バナナボーイズ」として数々のCMソング等を手掛けてきた村上明彦氏、振り付けは妖怪ウォッチの「ようかい体操第一」を手掛けた今をときめくラッキィ池田氏が担当しているという気合の入りよう。そんじょそこらの「やってみました」的なユニットとは一線を画しているのである。
　
　また、面白いのは、「DDプリンセス」のメンバーはみなダイコクドラッグの店頭で働いていたり事務を担当していたりするスタッフだという点。本社がある大阪には、「Restaurant DDP Theater」というレストラン兼ショースペースがあり、ほぼ毎日「DDプリンセス」の定期公演が行われている。
　
　CDのリリース日である3月4日、ダイコクドラッグ北新地店の店頭にて「DDプリンセス」のCDリリース記念イベントが開催されると聞き、足を運んでみた。
　
　店頭のイベントスペースは身動きできないほどの盛況ぶり。「目標はオリコンチャート入りです！」と、この曲に対するメンバーの意気込みが語られた後、ミニライブが行われた。耳に残るメロディラインと分かりやすく可愛らしい振り付け、そして彼女たちの笑顔に取材を忘れて見入ってしまった…。
　
　
　「オリコンチャートIN！」を目標に掲げたリリースイベントでは、5日間で実に45回もの公演を行うとのこと。「一大告白タイム」のPVがこちらからご覧いただけるので、ぜひチェックしてみて欲しい！
　
　
　今後、彼女たちはリリースを記念した全国のダイコクドラッグ店舗ツアーや、幼稚園・老健施設などをめぐるアウトリーチ活動にも力を入れていくという。…