社会そのほか速
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「恋に不器用な女性は、同時に恋人を3人作るといい」。とある大学教授と「恋愛と女性」について会話している時に、そんな提案をされた。
教授いわく、恋に不器用な女性は、たったひとつの恋愛に、1人の男に多くのことを求め過ぎてしまうもの。すると、男にとっては、重く、扱いづらい女になって、その人自身の魅力が薄まって感じられてしまうのだと言う。
■結論を急ぐ女=重すぎる女にならないために
確かに、一理ある。大いにあるかもしれない。誰とも恋愛がはじまらない、一見、始まったようでいて深まらないという悩みを抱えている女性は少なからずいて、そういう女性には、恋を阻んでしまう共通の思考回路がはりめぐらされている気がするのだ。
その思考回路とは……。まず、「付き合う相手とは、結婚したい」と先に決めかかってしまうという回路。今は、結婚願望がないという女性でも、決して刹那な恋愛関係を望んでいるわけではなく、「付き合う相手とは、良いパートナーシップを育みたい」とは思っている。だから、ゴールのカタチを限定してしまうし、結論を急いてしまう。同じ女性として、とてもよく分かる心理だけれど、だからといって、好きになりかけた段階で、相手のことをよく観察もしないから、愛は育まれないのだ。
女の生物学的な命は短い。それを当事者である女はいちばん切実に感じているからこそ、色恋に関しては、半ば本能的に焦ってしまうのだと思う。だけど、先に実を求めたところで、きちんと花が咲かなければ、叶わない。
■恋の焦りを払拭する3人はどんな男性?
そんな女ならではの恋のアセリを払拭して、恋愛や人生に対する視野を広げてくれる方法のひとつが、「恋人を3人作れ」という考え方なのだろう。教授は、「会社みたいに、第一事業部から第三事業部まで経ちあげるつもりで、恋をしてみるといい」という。第一事業部は、本命の彼。第二事業部は、時々惹かれる彼。第三事業部は、基本的にはありえない彼。たとえば、50点にも満たないけれど、なぜか趣味が合う男とか……。
話を聞きながら、この方法は、アセリを払拭するだけでなく、恋や結婚にまつわる固定観念を振り払うのにも有効だと気づいた。
恋に不器用な女性は、自分の中にさまざまな固定観念をもっていたりする。たとえば、「自分にはこういう男が合う」という思い込み、「恋愛したら、仕事がおろそかになる」という思い込み、「男の人をうまく愛せないし、相手に愛されない」という思い込み……。…