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北野映画の実質デビュー作の深い味わい

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北野映画の実質デビュー作の深い味わい

 北野映画の実質デビュー作の深い味わい

 平均年齢72歳の元ヤクザが活躍するという設定が話題の北野武監督の最新作「龍三と七人の子分たち」は17作目の作品になります。漫才師としてデビューし役者にも活躍の幅を広げていたビートたけしが、初めて映画監督に挑戦したのは1989年公開の「その男、共謀につき」です。しかし、この映画はもともとは深作欣二がメガホンを取る予定だったものが降板となったため、北野武が急遽監督をすることになったものです。
 
 
 実質デビュー作は2作目
 そのため実施つて的なデビュー作と言われるのが翌年に公開された「3-4×10月」です。記号の並びとなっていますが、さんたいよんえっくすじゅうがつと読みます。これは映画のモチーフとなっている草野球のスコアを現しています。小さいバツ印はサヨナラゲームとなったことを示しています。つまり、9回裏にサヨナラ満塁ホームランで試合が決着したことを示しています。実際、そのような奇跡のゲーム展開を地で行くようなストーリーが始まります。ある日、地元のヤクザ組織と揉めてしまった気弱な青年が、武器を調達しに沖縄へ渡る。そこで、ビートたけし演じるはぐれ者のヤクザと出会うというストーリーです。沖縄をテーマとした作品は、このあとの「ソナチネ」へも受け継がれるものです。
 
 すべてがそろっている
 この映画にはのちに北野映画で評価されるような主題が多く上げられています。
 
 
 省略されたセリフとシーン、突発的な暴力性、味のある脇役たち、などなど名シーンがつまっています。
 
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