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春から初夏にかけて旬をむかえるアスパラガス。茹でてそのまま食べても、リゾットなどにしても、美味しいですよね。ですが、意外にNGな保存方法や調理方法があるのをご存じない方も多いのでは?
そこで今回は、独立行政法人農畜産業振興機構のパンフレット『野菜ブック』の情報を参考に、アスパラガスの注意したいNG保存法、NG調理法をまとめます。
■1:寝かせて保存するのはNG
アスパラガスを買ってきたら、どのように保存していますか? 恐らく冷蔵庫や野菜入れの中に寝かせて保存していると思いますが、アスパラガスは寝かせては駄目だとか。
旬のアスパラガスは買ってきた後も「伸びよう、伸びよう」としています。その伸びようとするアスパラガスを寝かせてしまうと、穂先が起き上がって茎が曲がってしまうそうです。余分なエネルギーも使ってしまうので、傷みも早く、味も落ちてしまうといいます。
■2:調理の際に根元の皮をむかないのはNG
アスパラガスは根元に行くほど硬く、穂先に近付くほど柔らかいです。硬い茎の根元に合わせて調理をしてしまうと、柔らかい穂先まで余分に熱を通してしまいます。
アスパラガスの代表的な栄養素であるアスパラギン酸(アミノ酸の一種)は熱に弱く、調理をするほどどんどん失われてしまいます。
調理する時間を短くするためにも、根元の硬い皮は事前にむいてしまい、火が通りやすくなった状態で調理をスタートしてみてください。ゆでるときは皮をむいた根元からお湯に入れて、穂先を沈めたらさっと上げてしまうくらいがちょうどよいそうです。
■3:ゆでた後に水にさらしてしまうのはNG
アスパラガスをゆでた後、どうやって冷ましていますか? 早く次の調理に移りたいからと水にさらしてしまうと歯ごたえが失われてしまいます。ゆでた後はざるに取り、常温で冷ますようにしてください。せっかくの歯ごたえを失わないようにしたいですね。
以上、アスパラガスのNGな保存法、調理法をまとめましたが、いかがでしたか? アスパラガスは新鮮なうちが最も甘いので、買ってきたらその日のうちに食べきるのが理想です。
どうしても保存したい場合はラップやポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存してみて下さい。1日か2日は保存ができるそうですよ。
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【参考】
※ 野菜ブック – 独立行政法人農畜産業振興機構
※ アミノ酸 : e-ヘルスネット – 厚生労働省