社会そのほか速
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最近、未成年による凶悪犯罪が増えています。幼児虐待などのニュースも後を絶ちません。ついカッとなって、キレてしまい、その後取り返しのつかない行動に出てしまう……。恐ろしいですよね。もちろん複雑な背景があってのことでしょうが、“キレる”という意味では実はこういったことは、日常的に、誰にでもよく起こり得ます。
感情についてよく理解すること、そして感情のコントロール法を学んでおかないと、我が子が、自分が、事件の“加害者”になってしまうことも。
今日はコミュニケーションライターの黄本恵子が、親子で習得したい“感情のコントロール法”についてお伝えします。
■感情がハイジャックされてしまう!?
思い返せば何でもないようなことなのに、何かのきっかけで怒りが爆発してしまい、暴言を吐いてしまったり、モノに当たってしまったり……。「なんであんなこと言って(やって)しまったんだろう?」と後悔するようなことを一度や二度は経験しているのではないでしょうか?
このような感情の爆発を、心理学者でありジャーナリストでもあるダニエル・ゴールマンは、“情動のハイジャック”と呼んでいます。
情動(感情)を司るとされる脳の“扁桃核”と呼ばれる部分が、怒りや恐怖・嫌悪を感じた際、強く脳に作用し、脳と体のあらゆる機能を支配してしまうのです。
そうなると、自分で自分を抑えられなくなります。
多くの衝動的な犯罪、未成年による犯罪も、こうして起こります。幼児虐待にしてもそうです。子育て中のママなら、子どもが言うことを聞かずワガママばかり言ってくると、イライラして思わず手が出てしまいそうになるときもあるかもしれません。しかしそれで怒りを爆発させてしまうと、感情がハイジャックされてしまい、取り返しのつかないような行動をとってしまうことになります。
そのようなことにならないために、親も感情のコントロール法を身につけて、子どもに教えてあげましょう。
■感情をコントロールする方法3つ
(1)物理的距離を置く
怒りで我を忘れてしまいそうになる、そうなったときに最初にできることは、対象物から距離を置くことです。一緒にいるとますます感情がヒートアップしてしまいます。感情は一度爆発させると取り返しのつかない事態に発展しかねないということを忘れず、まずはひとりになって、心を落ち着かせてください。
一度怒りが静まると、冷静に対処できるようになります。
(2)情動の発散を定期的に行う
ストレスが溜まっていると、怒りの感情が爆発しやすくなります。…