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自動車メーカーのアウディ ジャパン(東京)が16日(木)、東京・渋谷区の「Audi Forum Tokyo」で、デジタルを活用した新しい車両体験コンセプト「Audi Showroom Home Delivery(アウディ ショールーム ホーム デリバリー)」の記者発表を行なった。このコンセプトが狙うところをマーケティング本部・部長の青木雄一郞氏に聞いた。
「Audi Showroom Home Delivery」とは、AR技術を活用してスマートフォンやタブレット端末に実物大の車両イメージを映し出すことで、自宅などでも本格的に購入を検討することができるというシステム。無料のARアプリ「aug!」をダウンロードして、デバイス上の車両イメージにタップすると、360°全方位から車両を確認できるほか、ダブルタップすれば、ボディーカラーの選択もできてしまうなど、自由な角度で「Audi A3 Sportback」をカスタマイズできる。つまり、まるでショールームが直接、自宅にあるかのようなバーチャルリアリティ体験ができる仕組みになっている。
またアウディではこの「Audi A3 Sportback」車両の正面実物大の新聞折込広告を、今月17日(金)発行の新聞朝刊に入れた(東京、大阪の一部地域)。折込広告の大きさは横幅186.5×縦147.8センチ。これが、世界最大の新聞折り込み広告とギネスブックに認定された。
この広告について青木氏は「実車の横に折り込みを並べると、相当スケール感のある広告になった」とその出来栄えに自信を見せた。配布部数は非公表だが、「かなりの数を配布しています。またキャンペーンには、折込広告を受け取ってない方でも参加できるように、当日の新聞広告からや特設サイトからもアクセスできるようになっています。また、全国アウディのディーラーでも同じポスターを配布しています」とのこと。
キャンペーンサイトでは実物大広告をプリントアウトできるpdfデータもダウンロード可能というから驚きだ。「ただし、何十枚もの量になってしまいますが」と青木氏が言うほどのサイズ感。B4でプリントアウトしても30枚くらいになるのでは…。「この大きさは、実際にショールームに行かないとわからない大きさです。それを体験してもらう企画をアウディが大マジメにやってるということを楽しんでいただければ」。
キャンペーンを通しての売り上げ目標について聞くと「まあ、そこまでは…」と言葉を濁し笑わせた青木氏。…