社会そのほか速
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【コラムニスト桧山珠美の潜入ルポ】
テレビで見ない日はないほど、今、もっとも旬な男。坂上忍、47歳。そんな彼がディナーショーをやるという。「坂上忍のここだけのはなし ディナー&トークショー」。なんとも興味をそそられるではないか。しかも料金は1万2000円(税込み)。ディナーショーとしてはリーズナブルだ。安かろう悪かろうという言葉もあるが、果たして中身はいかに。いざ「ホテルイースト21東京」へ――。
ディナー開始は18時。10人掛けの円卓が30テーブルで収容人数は約300人。それが全部埋まっているのだから、人気のほどがうかがえる。客層は8割方が女性か。ちなみに私のテーブルは全員女性。坂上のファンで本のサイン会にも行ったという追っかけ女子(というには、いささかトウがたってたが)とその友人や、犬好きで坂上のブログを毎日見ているというおひとりさまファンがいた。
ディナーも終了し、いよいよ坂上の登場だ。一瞬、会場が暗くなり、デレレレレレレンでおなじみのエリック・クラプトン「いとしのレイラ」が流れると、客席側のドアから“今宵のヒーロー”がスーツ姿で現れた。会場のあちこちから「ギャー」という大歓声。「忍ちゃん、可愛い!」「かっこいい!」と、まるでジャニタレ、はたまた韓流スターのファンミーティングかという熱気だ。
いきなり、テンションマックス(!)でどうなることやらと思いきや、そこがこのトークショーのピーク。後は坂上が焼酎の水割りを飲みながら進行役の女性の質問に答えるという、プチ「徹子の部屋」状態ときた。しかも話題は4月にやる舞台の話、2月に出版した本の話と宣伝ばかりで「ここだけのはなし」感ゼロ。
強いて挙げるとすれば、「4月から『バイキング』のMCを帯でやります」と明言したことぐらいか。「女性に束縛されるのもダメなのに、毎日、束縛されるのはちょっと……」とちゅうちょしていたが、「大晦日のフジの番組に出た時、楽屋にお偉いさんが不意打ちで来られてOKした」だって。会場内は拍手喝采で大喜びだが、よくよく考えればこれとて結局のところは宣伝だ。
そんな話を少々と質問コーナーで40分ほど経過したところで、「坂上さん、この後もお仕事があるんですね」と早くもトークは終了し、お楽しみコーナーに突入。抽選でホテルのご厚意による宿泊券(1人)や坂上の自著本(5人)、サイン色紙&2ショット写真(5人)をプレゼントするというではないか。…