社会そのほか速
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就活アドバイザーの才木さん流「ワンテーマ自己分析」(第2回~第4回で解説)は理解できてきたでしょうか。この自己分析を実践し、内定を獲得した先輩の成功事例を、もう一例紹介みていきましょう。
<面接に通らないと悩んでいたMさんの場合>
私が自己分析の指導をした就活生Mさん(男子)の事例を紹介します。
彼はインパクトがあることを言いたがる目立ちたがり屋な学生でした。面接でも自分を前面に出しているのに、なかなか選考に通らないと相談に来ました。そこで、現状の自己分析の問題点を洗い出し、ワンテーマ自己分析(第2回~第4回で詳しく解説)で改めて自己分析をやり直すことにしました。自分の学生時代のエピソードから、どのように自己PRになる「キーワード」を導き出すか、その点に注目してみてくださいね。
【相談前の自己分析結果】
<自己PRのキーワード>
「他人にサプライズすることが大好きです。なぜなら他人を大切にしているからです」
<エピソード>
友達の誕生日にサプライズを仕込んだことがあります。
Mさんの自己分析の問題点は?
自己PRを自分のエピソードに基づいて決めたのはいいのですが、そのエピソードが弱く、説得力に欠けています。もっと多くのエピソード事例があれば別ですが、これだけでは面接で突っ込んだ質問をされた場合、この自己PRを一貫して通せるか不安が残る内容です。
そこで「最も打ち込んだこと」を考えることから、一緒に「ワンテーマ自己分析」に取り組みました。
【相談後の自己分析結果】
<打ち込んだこととその理由>
中学時代……生徒会の活動。
大好きな担任の先生から成績が良くないと言われてショックを受けた。しかし、ショックをバネに、成績を上げるための目標を設定。頑張って勉強し、目標の成績を達成できた。自分の目標は達成したので、次はみんなのために何か頑張りたいと思って生徒会役員を務めた。
高校時代……ラグビー部の活動。
未経験だったが入部。そこで顧問の先生に部員を勧誘するように頼まれ、部員集めを自分のミッションとして自覚し活動。結果、多くの部員を集めることに成功した。ラグビーはうまくなかったが、みんなを勧誘した責任があるので練習は休まず、チームをまとめるように頑張った。
大学時代……サーフショップでのアルバイト。
店で新規顧客を開拓するためカード会員登録を進めていた中、店長に「会員数を5倍にします」と宣言。お客様に熱心に声をかけて人間関係を築き、10倍の会員を集めることに成功した。…