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フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパを中心に生息しているヨーロッパオオナマズ――。ヨーロッパでは多くの釣り師がその強烈な引きと巨体に魅せられているということだが、先日、イタリアでかつてない巨大サイズの魚体が上がったという。
【その他の画像は、コチラ→http://tocana.jp/2015/03/post_5939.html】
■ナマズ釣りの世界記録更新!
イタリア北部を横断するポー川(Po River)で、地元の釣り師、ディーノ・フェラリ氏が全長約2.67m(8.75フィート)、重さ約126kg(280ポンド)の巨大なヨーロッパオオナマズ(Wels catfish)を釣り上げた。
かつて同じくポー川で捕獲された世界最大のヨーロッパオオナマズ(約2.78m、約135kg)には僅かに及ばなかったものの、竿とリールで釣り上げられたものとしては、おそらく世界最大サイズということだ。
このモンスター級の大ナマズの画像がネットに投稿されると、たちまち世界中の注目を集めることになった。それにしても大きい! フェラリ氏が魚体に両腕を回しても全く収まりきらないほど太い胴回りだ。 大ナマズに詳しい筋によれば、このヨーロッパオオナマズは個体によっては約4.6m、300kgまで成長するといわれている。しかし2m以上のものが陸に上げられるのはきわめて稀であるということだ。
激闘の末に希代の獲物を陸に上げたフェラリ氏だが、何枚か写真を収めてから再び川に戻したという。ヨーロッパオオナマズは何十年も生きる長寿の魚であることから、将来、さらに大きくなった姿で再び釣り上げられる可能性もあるということだ。
■釣り師による巨大ナマズ捕獲報告が続出
ここ数年、大ナマズを釣り上げたニュースは各地で報じられている。
2013年7月、スロバキアでは約2.5m、約99kgの大ナマズが1時間もの格闘の末に釣り上げられ動画に収められている。動画と写真の収録後にこのナマズもリリースされたということだが、専門家の見立てによれば少なくとも魚齢40歳以上の個体であるということだ。
また、スペイン・カタルーニャ州のエブロ川では昨年11月に約2.5m、約95kgの大ナマズが15歳の少年によって釣り上げられた。モンスターの強烈な引きで川を100mも下りながら35分もの間やり取りを繰り広げ、ようやく岸に引き上げたということだ。
日本では昨年、残念なことにニホンウナギが国際自然保護連合(IUCN)により、絶滅の恐れがある野生動物を指定する「レッドリスト」に入ってしまった。一方、世界各地でこれほど大ナマズの”豊漁”が伝えられているとあっては、今後の土用の丑の日は”ナマズの蒲焼き”という選択もアリやもしれない……!?
(文=仲田しんじ)
※画像は、YouTubeより