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(台北 30日 中央社)日本統治時代の1920~30年代ごろに建てられ、宿舎として使用されていた建物が、日本風の庭園レストランとして新たな歴史を刻み始めた。店内では食材にこだわった和風の定食ランチやフレンチスタイルのディナーが提供されている。
「楽埔町」と名付けられた同店は、台北市内の観光地、中正紀念堂にほど近い杭州南路にある。廃虚と化していたこの建物は、同市政府文化局が推し進める古い建物を文化拠点として再生させる試み「老房子文化運動」により、一年半近くにおよんだ修復工事を経て新たな姿に生まれ変わり、昨年12月22日にオープニングイベントが開かれた。
同店では、台湾の旬の食材と日本やフランスの調理法を組み合わせた創意あふれるメニューを提供しているほか、食器も台湾製の柴焼や釉焼(ゆうやき)のものを厳選して使用。
日本から専門チームを招いて造った色彩豊かな枯山水庭園は、店内のどの席からも楽しめるようになっている。
店内では今後、草木染めの専門家による工芸講座も不定期で開催予定だという。
(張茗喧/編集:名切千絵)