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モバイルバッテリーとして、巻物型太陽電池、ライターガスで発電できる小型燃料電池、そして塩水で発電できる燃料電池など様々なものが登場している。モバイルバッテリーが多様化することは、ユーザーの選択肢が増えることになるので歓迎すべきことだろう。
そして、さらに別のタイプが登場した。なんと、モバイルタイプの水力発電機『Blue Freedom』だ。水が流れているところであれば、スマートフォンやデジタルカメラなどの電源を、自然エネルギーから確保できることになる。
■ 持ち歩く水力発電
ドイツのBlue Freedom LLCがクラウドファンディングの『Kickstarter』で資金調達を始めたのは、持ち運べる水力発電機『Blue Freedom』だ。
アウトドア派のためのモバイル発電機で、水が流れている場所さえ確保できれば、森の中だろうと山の中だろうと、平原だろうと、モバイルデバイスの電力を確保することができる。
本当に自然から電力をまかなうので、ガスや特殊な溶液などを準備する必要はない。また、太陽電池のように天気を気にする必要はないし、夜でも問題ない。
ただし、川がなければ致命的だ。しかも川があったとしても、ほとんど流れがない、といった川では役に立たない。つまり、弱点はある。
『Blue Freedom』で発電するには、まずUFOのような本体中央からからローターを外す。そして外したローターと本体を180cmのドライブシャフトで繋ぐ。
後は、ローターを川の流れに投入するだけだ。小さな渓流でも流れがあれば十分に発電できる。逆に巨大な川でも流れが遅すぎれば発電は難しそうだ。
スマートフォンなどと『Blue Freedom』本体をUSBで接続すれば、発電中でも充電できるが、万が一川に落としてはしゃれにならないので、しっかり川から離れて本体に蓄電された電気で充電するほうが安全だろう。
『Blue Freedom』本体には5,000mAhのバッテリーが内蔵されているので、発電し終えてから他のデバイスに余裕で充電できる。重量は400gなので、バックパックに入れておいても負担にはならないだろう。ただ、他のモバイル発電機やバッテリーに比べると少しかさばる。
街中を移動しているモバイラーには残念ながら役立たないが、自然を愛するアウトドア派には、便利な愛用品になるかもしれない。どうしてもサイズ的には、まだ工夫の余地がありそうだが、面白い選択肢が増えた。
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