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マカフィーは17日、公式ブログで日本における2014年第4四半期のモバイルマルウェア感染率は約1%だったと報告した。また、検出数が最も多かったマルウェアは、「Android/DeaiFraud」という悪質な出会い系サイトに誘導するためのものだったという。
同ブログによると、アジア地域全体の2014年第4四半期のモバイルマルウェア感染率は約10%だったが、日本国内では約1%にとどまったという。同社は、日本のユーザーの多くは、安全なサイトや信頼されているマーケットからアプリをダウンロードしているのだろうと分析。そのほか、同ブログでは、2014年第4四半期の日本での感染数(検出数)が多かったマルウェアやPUP(不審なプログラム)トップ3を紹介している。
1位だった、「Android/DeaiFraud」は、悪質な出会い系サイトに誘導するためのアプリ。悪質な出会い系サイトにメールアドレスを登録してしまうと大量のスパムメールを受信することになるという。
2位の「Android/Adware.AirPush」と3位の「Android/Adware.Domob」は、どちらも端末情報やユーザー情報を過剰に収集するアドウェア。広告収入を得るため、アプリ開発者によってアプリに組込まれた広告モジュールで、端末の認証番号であるIMEI番号やIMSI番号、端末の詳細な位置情報、さらには端末の電話番号、端末にインストールされているアプリの一覧、IPアドレスやMACアドレスなど、広範囲にわたる情報を収集する。
同社は、ユーザーが無料でアプリを利用できる対価として、自分自身のプライバシー情報を提供していることを意識しなければならないと指摘している。
(記事提供: AndroWire編集部)