社会そのほか速
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2015年3月18日、中国・上海の女性が家族や同僚と大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を訪れた時の様子をインターネット上で紹介した。
【その他の写真】
夫と幼い子どもとUSJに向かった私は、入口に行くためのエレベーターを見つけることができなかった。このため私たちはベビーカーを抱えて階段を上がろうとしたところ、向かいから来た日本人の中年女性に呼び止められた。
彼女は英語ができないようで、自分の息子に通訳を頼んでまでして「ベビーカーを抱えて上がってはいけない。一緒に来て」と言うではないか。私はてっきり道を間違ったのだと思ったが、女性は階段の裏側にあるエレベーターまで私たちを案内し、彼女の夫はエレベーターのボタンを押してくれた。親切で細かいところまで気を使ってくれる日本人に私たち夫婦はとても感激した。
USJでは思う存分楽しむことができた。この時に発見した中国との違いをここで紹介してみたい。まずは、日本の整然とした環境だ。ここにはとても幼い日本の子どももいたが、自分から列に並んでいた。もし実際に見なかったら、よちよち歩きの子どもが自分で列の最後尾に並ぶなんて信じられなかっただろう。
さらに、ほとんどのアトラクションにスタッフがいて、長い列ができているのに長時間遊んでいる子どもがいたら「待っている人に譲ろうね」と別のアトラクションを案内したり、列にもう1度並ぶよう勧めたりする。他の人に譲ろうとしない子どもは1人も目にしなかった。
そんな中、私の同僚の子どもは滑り台を担当していた女性スタッフのことがすっかり気に入ってしまった。この女性は幼い子どもが滑り台で遊ぶのに少なくとも20回は付き添ってくれ、その後「自分で滑ってみようね」と励ましてくれた。この間、笑顔を絶やさなかった彼女の姿に私は本当に感心した。
ある遊具で2人の日本人の子どもが同じタイミングで遊ぼうとした際、保護者が取った行動は2種類あった。一つは「一緒に遊ばせる」、もう一つは「譲らせる」だ。私は遊具をめぐって大げんかをする子どもを見かけなかった。そして、子どもが遊んでいるそばで携帯電話を取り出し、ゲームをしている両親の姿も見ることはなかった。父親はビデオ撮影、母親は子どもと一緒に遊ぶという姿がほとんどだった。園内は本当ににぎやかだ。しかし、うるさくはない。一方、中国のショッピングモールの遊び場は大人も子どももとても騒がしい。
私は今回旅行に行けてとてもラッキーだった。きれいな景色やおいしい料理を楽しめただけでなく、子どもにマナーを身に付けさせる方法を実際に体験できたからだ。上海には間もなくディズニーランドができるが、今回USJで見かけた光景が上海でも見られることを期待する。(翻訳・編集/野谷)