社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
春節(旧正月)に訪日した中国人観光客が炊飯器や温水洗浄便座を買い占めたというニュースが話題を呼んでいるが、実は韓国でも30年以上前に同じような騒動が起きていた。4日付で人民日報が伝えた。
韓国が1983年に海外旅行を解禁すると、「日本製炊飯器」ブームが巻き起こり、1日当たり平均40個~60個が訪日観光客によって韓国に持ち込まれる事態となった。当時、韓国で売られていた日本製炊飯器は13万ウォンだったが、日本で買えば8万~10万ウォン。韓国産は4万ウォンと半額以下だった。
当時の東亜日報では「日本製は3日経っても味が変わらない。韓国製は1日でだめになる。国産が優れていれば、わざわざ海外まで買いに行かないでしょう?」と話す主婦のコメントが紹介されている。民間組織が交流目的で訪日した際、炊飯器や掃除機、カメラなど大量の日本製品を持ち帰り、「国の恥」と罵られ、密輸とみなされて没収される騒ぎもあった。
最終的に韓国製造業は「国産の炊飯器は確かに質の面で輸入品に劣るし、種類も少ない」と認めた。韓国人の経済力と生活クオリティの変化を正視して新たなニーズを探り、積極的に新製品の開発に取り組んだという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)