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染谷将太が、『狂い咲きサンダーロード』(80)、『爆裂都市 BURST CITY』(82)などを手掛ける石井岳龍監督の最新作『ソレダケ/that’s it』(5月27日公開)に主演することが決定した。また、染谷の敵役として綾野剛の出演も明らかとなった。
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2013年に急逝した吉村秀樹率いるロックバンド、bloodthirsty butchers(以下、ブッチャーズ)とのコラボレーションに端を発した企画を、吉村亡き後、石井監督が仕上げた本作。吉村の存在とブッチャーズの音楽から着想を得て、その遺志を受け継ぐ物語が完成した。
戸籍を奪われ底辺の生活から抜け出せずにもがいている男・大黒砂真男を演じる染谷は、石井監督とは3度目のタッグ。「ひたすら叫び、嘆き、殴られ、血塗れになり、また走りました。俺の知ってる石井さん、そして俺の知らない石井さんの現場を体感、体現してきました」と撮影を振り返った。
共演には大黒を追い詰める極悪ギャングのボス千手完「センジュカン」を演じる綾野のほか、石井監督作品『生きてるものはいないのか』の渋川清彦、女優として一歩を踏み出した元E‐girls/Flowerのメンバー水野絵梨奈、村上淳など個性派が脇を固める。
映画のタイトル『ソレダケ』は、99年発表のブッチャーズの6枚目のオリジナルアルバム『未完成』の2曲目に収録の「ソレダケ」より引用。“ロックという音楽”をテーマにした映画とは異なり、「どのような状況にあっても腐らない強い意志」というテーマを観る者に叩きつける本作では、全篇にブッチャーズの楽曲を散りばめられている。
戸籍を奪われた大黒砂真男(染谷)は、この底辺から抜け出す最後の手段として裏社会の調達屋、恵比寿大吉(渋川)のコインロッカーを破壊し金の入った財布を奪うが、予期せずハードディスクを発見する。その中には家出人、ホームレス、破産者、風俗嬢たち、地下な人々のビジネス売買用個人情報がぎっしり詰まっていた。大黒はハードディスクを隠すが、恵比寿に追われあえなく監禁される。しかし、そこには風俗嬢、南無阿弥(水野)が拘束され横たわっていた…。
映画『ソレダケ/that’s it』は5月27日公開。