社会そのほか速
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LINE、Facebook、ツイッター……我々の生活にもはや欠かすことのできないSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。しかしなんとなくサイトに登録し、漫然と写真や文章を投稿して、流れ来る友人のタイムラインを追っているだけでは退屈だし、なによりもったいない。
LINEで好きな相手のハートを掴み、Facebookで就活に有利な情報を得て、ツイッターで趣味の合う友達を作る、そんなことを実際に成し得ている「情強」たちがいるのも事実だ。SNS上でいかに効果的かつ効率的に自己プロデュースをするか。つまりどれだけ自分を「盛る」ことができるのかが語られているのが、3月に発売された「SNS盛り」(犬山紙子/学研)だ。本著では主に女性のセルフプロデュース技を軽やかなエッセイとイラストで分かりやすく指南している。
実際に犬山氏自身、ニート時代に自主的に綴っていたブログがネット上で話題となり、記事をまとめた書籍「負け美女 ルックスが仇になる」(マガジンハウス)で2011年にデビューしたという「SNSサクセスストーリー」を体現している。かくいう筆者もデビュー前の犬山氏とはツイッター上で知り合い、意気投合。今では唯一無二の親友となっている。おそるべし、SNSパワー!
「上司がLINEで3行書いて来たら、5行書いて返す」
本著では、LINE、Facebook、Instagram、Twitterの4つのSNSごとに分け、それぞれに効果的な「盛りテク」とマナー、タブーを男女相手別に紹介している。
まずはスマホを持っている若者層ならば、ほぼ誰もが使用しているだろうLINE。一対一でやり取りすることが多々あるので、恋愛シーンでも一番気合いを入れるべきSNSともいえよう。
犬山氏いわく、プロフィール用のアイコン写真はプリクラでも気合いの入った自撮りでもNG。一番「男盛り(対男性に効果的な自己プロデュース)」できるのは、観光地の顔ハメでの恥ずかしそうにしている写真、あるいは遊園地の動くパンダの乗り物に乗ってのダブルピースなのだとか。キメキメのものよりも、
「なにやってんだよ、カワイイことして」
と“隙がある感じ”が重要なのだという。
逆にトホホな失敗例としては、女友達にウケたオッサン(ややキモめ)のアイコンで彼氏にラブラブなメッセージを送りつけて、付き合って2ヶ月でまさかのセックスレスに突入した……なんて笑うに笑えないエピソードも。…