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Photo by uemura on Flickr
睡眠コンサルタントの友野なおです。
今夜の眠りの質は、イコール翌日の仕事パフォーマンスの質といっても過言ではありません。年度末の忙しいこの時期、質の高い眠りを得て、日中は生産性の高い時間を過ごしたいですよね!
快眠を得るためには、具体的な手法や習慣、おすすめの寝具などがありますが、快眠をつくる空間としての寝室全体を捉えてみることも非常に大切にです。そこでポイントとなるのが、寝室の「温度」と「湿度」。日本にははっきりとした四季があるので、「暑い」「寒い」などの体感があり、皆さんも普段から温度は意識しやすいと思います。
問題は「湿度」。女性はお肌のために湿度にかなり気を配りますが、男性は意外と無頓着な方が多いのでは? ぐっすり眠って心と体をフル充電にするためには、「寝室の湿度」は思っている以上に重要な要素なのです!
■不快感から中途覚醒につながる恐れ
掛け布団と敷き布団の隙間、「寝床内」の状態は、快眠と深い関係があり、寝床内気候が温度32~34度、湿度45~55%のときに最もよく眠れるといわれています。しかし、寝室が乾燥していると寝床内湿度が適切に保たれないので、夜中に不快感から目が覚めてしまうことも…。
1年を通して湿度を50~60%に保つことが、良い眠りのための条件です。湿度管理は温度管理に比べて難しいので、湿度計を寝室に設置することをおすすめします。その際、寝床の高さに取り付けるようにしましょう。
■風邪の原因につながる恐れ
仕事で最高のパフォーマンスを発揮するための基盤となる健康。言い古されていることではありますが、体は資本です。しかし、乾燥した部屋で一晩眠っていると、適切な湿度管理ができている部屋で眠るよりも風邪をひいてしまうリスクが高まります。
就寝中は無防備に口呼吸になってしまっている方が少なくないのですが、乾燥した部屋では本来バリア機能をはたす喉の粘膜の働きが弱くなってしまうので、喉からインフルエンザや風邪のウィルスが侵入しやすくなってしまい、風邪をひくことにつながるのです。
加湿器を使用したり洗濯物を干したり、ベッドサイドに水を入れたコップを置くなどして寝室の乾燥対策を怠らないようにしましょう。快適な寝室空間は、明日に頑張る自分への贈り物ですよ!
(文/睡眠コンサルタント・友野なお)