社会そのほか速
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耽美(たんび)的な作風で知られる画家の金子國義(かねこ・くによし)さんが16日午後、虚血性心不全のため東京都品川区の自宅で死去した。78歳だった。17日未明に家族が発見した。埼玉県出身。葬儀は20日、東京都大田区南雪谷2の1の7の公益社雪谷会館で。喪主は長男修(おさむ)氏。
日大芸術学部卒。1964年ごろから油絵を描き始め、67年に個展「花咲く乙女たち」で画壇デビューした。妖艶な雰囲気を漂わせる人物画を得意とし、作家・澁澤龍彦の著作の装丁や絵本「不思議の国のアリス」の挿絵が代表作。雑誌「ユリイカ」「婦人公論」の装画でも知られた。
舞台美術家としても、唐十郎「状況劇場」の公演や、2005年には十八代目中村勘三郎襲名披露口上などを担当した。近年は浴衣のデザインなども手掛け、初の自伝が刊行されたばかりだった。