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その昔、東京の神田川・妙正寺川流域付近が、京都・金沢に並ぶ染色の三大産地だったことを、みなさんはご存知でしたでしょうか。
この辺りに300軒を超える染色関連業が集積していたのは、昭和初期から30年代まで。しかし今でも新宿区の落合・中井界隈には、その技術を受け継いで、新しい染色を提案する職人や作家たちが集まっているんですって。
【落合・中井を「染めの街」として日本・世界に発信】
さかのぼること半月ほど前、2月27日(金)から3月1日(日)まで行われていた「染の小道(そめのこみち)」は、落合・中井を「染めの街」として再び日本や世界へ発信。地元の活性化につなげることを目的とした、住民主体のイベントです。
【情緒たっぷり「川のギャラリー」】
商店街店舗の軒先に作家が制作した「のれん」を展示する「道のギャラリー」も大きな見どころのひとつでしたが、記者が個人的に注目したいのは「川のギャラリー」。
【反物がたなびく姿が、ただただ美しい……】
江戸更紗や小紋染めなど、色とりどりの反物(たんもの)が、妙正寺川の川面に踊る……。その美しく壮観な光景は、同イベント公式サイトおよび公式フェイスブックで見ることができます。
【1万人以上もの人々が来場したみたい!】
今年3日間の推計来場者数は、1万2200人。2016年の開催は未定とのことですが、ぜひとも再び、その風情ある光景を生で見せてほしい。同イベントの存在を知ったとき、そう願わずにはいられなくなってしまった記者だったのでした。
参照元:染の小道 、染の小道フェイスブック
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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