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カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されているBNPパリバオープン(ATP1000/3月12~22日/賞金総額 538万1235ドル/ハードコート)は、現地の16日、男女シングルス3回戦などが行われ、第5シードの錦織圭(日清食品)が世界ランキング31位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に6-7(6) 6-1 6-4で逆転勝ち。この大会では初のベスト16入りを決めた。
苦手の大会で初めての3回戦突破とはいえ、錦織がここで満足するはずはない。しかし「今日の試合は素直にうれしいです」と口元をほころばせた。初の16強入りということより、過去2戦2敗の相手に、約3年ぶりの対戦で自分の成長を感じながら勝てたことがうれしかったのだ。
以前の対戦のとき「まだまだ勝てない相手だなと感じた」という、これは2011年の全豪オープンでの初対戦の記憶だろう。翌2012年のバルセロナでは錦織が2-4で途中棄権している。その全豪当時、錦織は82位でベルダスコは9位。ストレート負けだった。
両者の立場は大きく変わり、元世界7位だったベルダスコのランキングの推移には確かに年齢の影響も感じるが、錦織が初対戦のとき脅威に感じた、高く跳ねる左利きのフォアハンド・トップスピンは健在で、特にこのコートサーフェスとボールではそのショットが有効だ。
第1セットは両者サービスキープでタイブレークにもつれた。錦織は一度もブレークポイントを握られず、逆に自身のリターンでは第7ゲームにブレークポイントがあったが、バックハンドのアンフォーストエラーで逃していた。タイブレークでもミニブレークで5-4とリードしながら逆転された。錦織が優位だっただけに失セットは痛かったが、引きずらなかったのが勝因だ。
「気持ちをしっかり切り替えて、作戦も変えて、もっと前に入って、いろいろなショットを打っていくようにした」
第2セットは第2ゲームでブレーク、第3ゲームで相手のブレークポイントをしのいでリズムに乗り、6-1で奪取。錦織が第4ゲームで2度目のブレークをしたあたりから、ベルダスコが最終セットに勝負を持ち込む覚悟だったことはわかる。しかし錦織が第2セットでつかんだ好感触はベルダスコの再加速を許さなかった。
第3セットは、第1ゲームを2度のデュースの末にブレーク。錦織はサービング・フォー・ザ・マッチでダブルフォールト2本をおかし、15-40とされたのが最大のピンチだったが、集中を切らさず、ここから4ポイントを連取した。…