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公益財団法人・日本新聞通信調査会はこのほど、米国、英国、仏国、韓国、中国、タイなどで行った日本のメディアや日本事情、日本への好感度などについてのアンケート調査を発表した。韓国では、「日本に好感を持てない」とした人が回答者の7割近くと、他国とは対照的な結果が出た。一方で、日本のメディアを知っている人が極めて多い結果となった。中国メディアも同調査結果に関心を示し、新華社系の新華網、人民日報系の人民網など主要メディアも次々に報じた。
調査実施は1月。世界6カ国でそれぞれ約1000人を対象に電話または面接で調査を行った。際立って「日本が好き」との結果が出たのはタイで、94.1%が「好感を持てる」と回答した。米国とフランスは75%程度が「好感を持てる」と回答。英国は65.9%だった。韓国だけが「好感を持てる」が29.5%、「持てない」が68.4%で、他の調査対象国とは逆転した。
「日本への信頼度」でもタイが極めて高く、94.2%が「信頼できる」と回答した。米国、英国、フランスは60%-70%台だった。韓国だけが「信頼できる」が18.8%、「できない」が79.0%との結果だった。
一方で、韓国では日本のメディアの認知度が極めて高いことが分かった。「NHKを知っている」と回答した人は75.4%だった。次に多かったタイも24.8%どまりで、大きな差がついた。
韓国では「共同通信社を知っている」が48.1%、「時事通信社を知っている」は21.1%、「日本の新聞(朝日、毎日、読売、日経など)を知っている」は66.4%だった。その他の調査対象国では、すべて百分率で1けた台にとどまった。
韓国では、「日本のメディアで知っているものはない」と回答した人が11.4%だった。米国で88.5%、英国は77.7%、フランス77.5%、タイは65.8%だった。世界的には日本のメディアへの認知度がかなり低いが、韓国では異なることが分かった。韓国では日本における報道がしばしば紹介されるなど、「日本の動向が気になる」傾向が反映された結果と考えられる。
日本新聞通信調査会によると、中国では質問についての制約が多く、用意した16問のうち5問の調査を行うにとどまった。上記質問は中国ではいずれも、調査できなかった。
「日本に行ったことがありますか」との質問に対して「ある」と回答した人が最も多かったのは韓国人で、43.8%だった。…