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【QPR 0-1 チェルシー プレミアリーグ第32節】
プレミアリーグ第32節が現地12日に開催され、チェルシーはQPRとの“ウェスト・ロンドン・ダービー”に臨んだ。
ダービーとはいえ、あまりに対照的な状況の両チーム。チェルシーは首位で、QPRは残留争い真っただ中の18位だ。
チェルシーは負傷したジエゴ・コスタに代わってドログバが今季4試合目の先発出場を果たし、鼻骨を骨折しているセスクも特注のフェイスガードを着用してスタメンに名を連ねている。
試合は立ち上がりから静かな締まりのない展開が続く。チェルシーの攻撃陣にはいつものような元気がなく、シュートチャンスも増えない。
さらにボールを持てばブーイング、ライン際ではすぐ横のQPRサポーターから激しい野次を浴びせられる特殊な環境での試合で、いつもとは違うプレッシャーに苦しむ。
守備陣はいつ戻りの集中力でQPRの攻撃を跳ね返し続けたが、チェルシーは前半2本しかシュートを打てず、スコアレスで折り返した。
後半に入っても相変わらず緩い空気のまま時間だけが進んでいくが、64分、QPRにビッグチャンスが訪れる。
右サイドからザモラがグラウンダーのボールをエリア内へ入れると、見事なターンでDFを制したフィリップスが反転しながらシュートを放つ。これは至近距離でクルトワにセーブされてしまうが、それまでで最もゴールに近づいたシーンだった。
81分、チェルシーはクアドラード、QPRはクラニチャルを投入してリズムを変えようと試みるが、それでも流れは変わらない。
しかし、最後は個の力が上回った。88分、QPRのGKグリーンのキックミスを拾ったアザールが左サイドで仕掛け、オスカルとのワンツーでエリア内に侵入すると、ラストパスをセスクがゴール左隅に流し込んだ。
勝利したものの不完全燃焼のチェルシーだが、次節以降は18日のマンチェスター・ユナイテッド戦、26日にアーセナル戦と上位陣との厳しい戦いが待っている。来週末までに本来の姿を取り戻せるか、モウリーニョ監督の手腕が問われる時だ。
【得点者】
88分 0-1 セスク(チェルシー)