社会そのほか速
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フィギュアスケートの世界国別対抗戦最終日は18日、東京・国立代々木競技場で行われ、日本は前回大会と同じ3位に終わった。米国が2大会連続3度目の優勝を果たし、2位はロシアだった。
女子フリーは、今年の世界選手権銀メダルの宮原知子(さとこ)=大阪・関大高=が自己ベストとなる129.12点をマークし、3位に入った。世界選手権7位の村上佳菜子(中京大)は113.32点で6位。1位は世界選手権女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)。ペアのフリーは、古賀亜美(オリオンク)、フランシス・ブドローオデ(カナダ)組が88.42点で6位だった。19日は上位選手らによるエキシビションが行われる。
◇トゥクタミシェワの話
(フリーで初めてトリプルアクセルを跳び成功)満足している。今後プログラムに入れるために跳んだ。世界選手権(SP)よりよくできた。(最後に日本語で)ファンの皆さん、応援ありがとうございました。
◇古賀亜美の話
(シニアデビュー戦を終えて)ジャンプのミスが一番悔しいが、最後まで滑れてすがすがしい気持ち。
◇宮原 自己ベストにガッツポーズ
演技を終えると、見守るチームメートに向かってガッツポーズを見せた。いつも控えめで感情をなかなか表に出さない宮原が、初めて見せた光景だ。「SPで失敗して、フリーでチームに貢献できたうれしさから出た」。少しはにかみながら言った。
SPのジャンプのミスを取り返す演技だった。2月の4大陸選手権と先月の世界選手権でミスをした後半の3回転ルッツを含むすべてのジャンプを降り、見た目はミスはなし。会場はスタンディングオベーションに包まれた。冒頭の3回転ルッツからの3連続ジャンプが出来栄え点で少しのマイナス点がつき、3回転フリップが回転不足と判定されたが、全体の完成度では2位だった世界選手権よりも上といえる出来。世界選手権でマークした自己ベストを更新した。
技術点はトップ。だが、演技構成点はロシア勢、米国勢の後じんを拝し、その差は約2〜6点で、そこがひとつの課題か。「スケートのエッジの使い方はきれい。顔の表情が硬いのでカラオケに行ったりパントマイムとかさせたい」とは浜田コーチ。「もっと上を目指す」(宮原)ために、方策は考えているようだ。
世界選手権金、銅メダルのロシア勢が1、2位を占めたことで、日本のチーム順位は3位に終わった。だが、宮原の滑りからは、世界選手権銀メダリストとしてのプライドが垣間見えた。…