社会そのほか速
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◇A級順位戦プレーオフ2回戦 久保九段が渡辺王将降す
羽生善治名人(44)への挑戦者を決める第73期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)のA級順位戦プレーオフ2回戦は10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、11日午前0時19分、久保利明九段(39)が渡辺明王将(30)に123手で勝ち、行方尚史(なめかた・ひさし)八段(41)と16日に挑戦者決定戦を争うことになった。
振り駒で久保が先手番になった。両者は9回戦で対戦し、渡辺が勝ってプレーオフに持ち込んだが、今回は手番が逆になった。
久保の向かい飛車に対し、渡辺は左美濃に玉を囲って持久戦模様になった。久保は玉を銀冠に囲んだ。午後3時頃に駒がぶつかり始め、金銀交換になって戦いが始まった。
互いに決め手を欠くジリジリとした中盤戦となった。手厚い指し回しで自陣の守りを固める渡辺に対し、久保は戦機をうかがう我慢の展開。終盤、久保は粘り強く攻めをつなぎ、渡辺の隙(すき)をついて攻め駒を繰り出し、勝利をたぐり寄せた。【山村英樹、最上聡】