大きな被害を与えた東日本大震災から、早くも4年が経ちます。
　『河北新報』の岩手、宮城、福島3県の自治体首長アンケートでは、自治体の復興の進み具合について、7割以上が「かなり進んだ」「まあまあ進んだ」と回答しています。一方で、9割以上が震災の風化を実感しているとの結果も出ており、被災地への関心の低下と、更には次の震災への備えが十分でないことが懸念されているのが実態だそう。
　備えの必要性は認識しながらも、何を揃えたらいいのかわからない、という人もいるのではないでしょうか。
　そこで、女性向けインターネット事業を手がける『Style us（スタイラス）』が集計した結果を参考に、100円ショップで買える“人気の防災グッズ”を3つご紹介しましょう。
　
　■1：ウォータータンク
　“100均の使える防災グッズ”で1位になったのは、ウォータータンク。
　災害時には、断水や節水となってしまうこともあるので、生きるために必要な“水”を確保することが重要になります。
　「使わない時は折りたためて、収納場所も取らない（北海道・女性）」という声もあり、平常時はコンパクトに収納できる上に、イザというときに頼りになるグッズとして、評価が高いようです。
　念のため、家族の人数分のタンクを準備しておくといいでしょう。
　
　■2：手動LEDライト
　2位には手動LEDライトが選ばれていますが、いざという時に電池切れや液漏れの心配がなく、手動で充電でき、明かりが確保できる点が評価されているとのこと。
　東日本大震災では計画停電も実施されましたが、災害時に電気の供給が不安定になることは今後もじゅうぶんに想定されます。灯りを確保しておくことも大切な備えといえますね。
　スマホの灯りでじゅうぶんだと思っていると、電池切れのときに慌てる事態にもなりかねません。
　
　■3：非常用持出袋
　3位には、2位と僅差で非常用持出袋がランクイン。
　日頃から非常時の持ち出し品をまとめておくことの重要性と、非常時にも見つけやすいデザインが評価されているとのこと。
　最低3日分の食料や、常備薬などは必ず用意しておきましょう。ペットを飼っている人は、餌や予備のリードなども備えておく必要があります。
　
　以上、100円ショップで買える便利な防災グッズを3つお伝えしましたが、みなさんはいくつ準備していますか？
　「防災グッズは、高額で……」と思っていた人も、100円ショップなら気軽に揃えられそうですよね。100円とは思えない、高性能で便利なモノがたくさんあるようですので、もっと活用してみるといいかもしれません。…