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【AFP=時事】米ユタ(Utah)州で23日、銃殺による死刑執行が全米で初めて復活した。
米国の死刑、執行失敗例では中世並みの悶絶
ゲイリー・ハーバート(Gary Herbert)州知事が、薬物投与による死刑執行が不可能な場合に限って銃殺隊の使用を認める法案に署名した。同法案は今月初め、上院で可決されていた。
野蛮だと批判する声もあるが、ハーバート知事の報道官は「批判しているのはそもそも死刑反対派だ」と一蹴した。
ユタ州では2004年に銃殺による死刑執行が廃止されたが、廃止前に死刑判決を受けた受刑者の希望で2010年に1度、銃殺刑が執行されている。
米国では薬物注射による死刑執行が主流。だが、最も一般的に使用されてきた薬物の入手が困難になったことから使われるようになった混合薬物は、受刑者に激しい苦痛を与えることが判明し、問題視する声が高まっている。
米連邦最高裁判所は今年4月、薬物注射による死刑執行の合憲性について審理を行う予定だ。【翻訳編集】 AFPBB News