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【ベルリン時事】フランス南東部で24日起きたドイツ格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機墜落で28日、意図的に旅客機を急降下させた疑いのあるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)について、独紙ビルトは元交際相手の女性(26)のインタビューを掲載、副操縦士が昨年「いつか全てのシステムを変えるようなことをする」と語っていたと伝えた。一方、独紙ウェルト日曜版(電子版)もこの日、捜査当局者の話として、副操縦士の家から抗精神病薬が見つかったと報じた。
ビルトによると、副操縦士は女性に対し「誰もが自分の名前を知り、記憶にとどめることになるだろう」と話していた。独仏捜査当局は動機解明を引き続き進める方針だ。副操縦士は心身の不調を抱えていたもようで、病気が急降下の決断にどう結び付いたかが焦点になる。
独検察は27日、副操縦士の関係先での捜索の結果、墜落当日の勤務は不可能と結論付けた医師の診断書が破られた状態で見つかったと発表した。その一方、遺書やテロ行為につながり得る政治的・宗教的背景をうかがわせる文書はなかったと説明。押収品の分析には「数日を要する」と見通しを示している。
ビルトによれば、女性はまた、副操縦士が夜中に目を覚まして「落ちる」と叫んだり、夢にうなされたりするなど「問題」が出ていたとも指摘。本当に意図的に墜落させたとしたら「健康問題のせいで、長距離(路線)の操縦士になる夢がかなわないと思ったからではないか」と語った。
副操縦士のアパートがある西部デュッセルドルフの病院は27日、声明を出し、副操縦士が今月10日に患者として来院したことを確認。カルテなどを検察に提供したと明らかにしており、病状に関する分析はある程度進みそうだ。独メディアには副操縦士が体調を崩していたとの指摘もある。