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(台北 2日 中央社)世界保健機関(WHO)により先日、聴覚障害に至る可能性のある世界の若者の数が約11億人に上るとする調査結果が発表された。これに関連して台湾大学医学部耳鼻咽喉科の教授は、台湾の大学生の高周波域における聴力損失の程度は30、40代より大きくなっていると指摘し、イヤホンなどの音量を下げるよう呼びかけている。
劉殿テイ教授によると、大学生の聴力損失は、イヤホン使用の増加などが原因だと推測されている。また、10代の頃から高デシベルの音楽を聞いていると30歳前後で聴力損失が起こり、人の話が聞こえにくくなくなったり、耳鳴りがするなどの症状が現れる恐れがあるという。(テイ=木へんに貞)
治療薬も無いことから、劉教授はイヤホンなどで音楽を聴く際は、音量を最大値の6割以下に下げ、連続1時間聴いた後は約8時間の休息を取るよう求めている。
WHOによると、世界の中・高所得国に暮らす12~35歳の約50%が個人用オーディオやスマートフォンで適正を超えた音量で聴いており、40%がナイトクラブやコンサートで騒がしい音楽にさらされているという。
(陳清芳/編集:名切千絵)