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世界最大のIT企業、マイクロソフトをビル・ゲイツ氏とともに創業したポール・アレン氏。アメリカの経済紙「フォーブス」が先月発表した長者番付で世界51位。総資産175億ドル、日本円にしておよそ2兆1000億円の大資産家です。
「シアトル市内のこちらのスタジアム。アメリカンフットボールとサッカーのプロチーム2つが本拠地にしていますが、実はこの2つのチームのオーナーもアレン氏なんです」(記者)
過去には自らが所有するNFL=アメリカンフットボールのシアトル・シーホークスが優勝しました。
様々な顔を持つアレン氏は8年以上前から私財を投じ、日本の軍艦を探索するプロジェクトを進めていました。その軍艦とは旧日本海軍の戦艦「武蔵」です。全長263メートル、大和型戦艦の二番艦として建造され、当時、“世界最大、最強の戦艦”と言われました。
「武蔵」の乗組員だった原口静彦さんは当時の様子をこう語ります。
「いやー大きいと思いました。これならば沈まんだろうと」(「武蔵」の元乗組員 原口静彦さん)
最大の特徴は、口径46センチもある主砲です。
「すごかったですね。常識はずれで。射程が42キロありましたから」(「武蔵」の元乗組員 原口静彦さん)
しかし、1944年10月、アメリカ軍の激しい攻撃を受け、乗組員1000人の命とともにフィリピン沖に沈没。船体の行方についてはこれまで特定されていませんでした。ところが今月、アレン氏が自身のツイッターやホームページなどで戦艦「武蔵」の船体と見られる映像や画像を公開したのです。
「武蔵には15トンの錨が2基あり、こちらは右舷に残る錨です」
水深1000メートルの海底とされる映像には茶色い船体の一部が映っています。バルブハンドルには、「主弁取手」や「開」と読み取れる漢字が刻印されているように見えます。
「こちらは主砲94式46センチ砲の第一砲搭台と思われます」
艦首と思われる部分には菊の紋章があった丸い枠が確認できます。
広島県呉市の大和ミュージアム。戦艦「大和」の10分の1の大型模型が展示されています。戦艦「武蔵」も「大和」とほぼ同型だとミュージアムの担当者は話します。
「戦艦『武蔵』の錨が見えます。これが収納位置で模型と同じように失われずそのままある」(大和ミュージアム 相原謙次学芸員)
これ以外にも映像に映る砲台やカタパルトの形状が「武蔵」と判断できる材料だと言います。…