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【ロンドン坂井隆之】ドイツ、フランス、イタリアの欧州主要3カ国は17日、共同声明を発表し、中国が設立を主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」に参加する意向を表明した。12日に参加を表明した英国に続く欧州主要国の参加で、AIIBの存在感が強まるのは必至の情勢だ。中国の影響力拡大を懸念して西側諸国に不参加を働きかけてきた日米にとっては、痛手となりそうだ。
声明で3国は「AIIBは既存の国際金融機関と協働し、アジアの大きなインフラ需要に対処するための資金を供給する重要な役割を担う」と強調。「創設メンバーとして、最高の基準と実務を伴う機関を設立する」との意思を示した。
AIIBは中国が設立を提唱し、これまで英国を含む28カ国が参加を表明している。日米は「管理や審査のあり方などに問題がある」(麻生太郎財務相)として参加を否定しているが、欧州各国は経済関係強化を図る狙いから参加に関心を示していた。3カ国の参加表明を受け、中国財政省は「仏、独、伊の決定を歓迎する。手続きが順調に進めば、2週間後に正式にAIIBの創設メンバーになる」とのコメントを発表した。