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ドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンがギリシャ・ティリンス遺跡を発掘した際に製作した報告書の原画資料28点を初公開する特別展「ギリシア考古学の父 シュリーマン」の開会式が14日、天理市の天理大付属天理参考館で行われた。関係者約50人が遺跡の平面図、土器や壁画のスケッチに見入った。一般公開は15日~6月8日。
ティリンスは紀元前14~12世紀に栄えた城塞遺跡で世界遺産に登録されており、シュリーマンが1884、85年に発掘を行った。シュリーマンの鉛筆書きや画家が描いた絵が残る原画資料は天理教の中山正善・2代真柱が1960年頃イギリスの古書店で購入し、未公開のまま保管されてきた。
会場では、人物や牛がカラフルに描かれた壁画片のスケッチや、シュリーマン直筆の添え書きがある土器片の図画、宮殿跡や城塞が記録された平面図などが公開された。招待されたインゴ・カールステン大阪・神戸ドイツ総領事は「資料が大切に保存されてきたことが伝わってきた。広く公開されることは喜ばしい」と話していた。
火曜休館(5月26日は開館)。午前9時30分~午後4時30分。一般400円、小中学生200円。問い合わせは同館(0743・63・8414)へ。