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◇岡山市埋文センター 原寸大模型を展示
国史跡・造山(つくりやま)古墳群(岡山市北区)に属する千足(せんぞく)古墳(5世紀前半)の第1石室の原寸大模型が、岡山市中区の市埋蔵文化財センターで展示されている。
ドーム状の石室を半分に切断した場合の状態を、京都市の模型製作会社が強化プラスチックで再現。高さ約2.8メートル、幅約3.2メートル、奥行き約2.1メートルで、ベンガラとみられる赤い顔料が塗られた壁も、アクリル絵の具で忠実に仕上げた。
石室内を仕切っていた石「石障」のレプリカも展示。渦巻き模様や直線を組み合わせ、被葬者を守り、慰める意味があるとされる文様「直弧紋」も確認できるようになっている。
同センターは「実際に入ることができない石室の大きさを、この模型で体感してほしい」とする。
入館無料。午前9~午後4時半。日曜、祝日休館。問い合わせは同センター(086・270・5066)。