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大和野菜など県産の食材を使った料理を提供する県のキッチンカー「大和のキッチン」が完成し、10日、県庁前で初めて披露された。町おこしイベントへの参加や県庁前での営業で県内の農産品をPRする。
キッチンカーは軽トラックを改造。車体後部と右側が大きく開閉できるようにした。ガスコンロやオーブンレンジ、冷蔵庫などを備え、運営委託した県内の飲食店主ら9人でつくる「NPO法人テロワール」のシェフが乗り込んで調理する。
大和のキッチンの名称は公募で決定。車体を飾るキュウリやニンジンのデザインは、宇陀市立榛原西小の児童約10人が描いた野菜のイラストを採用した。
4月以降、県庁前に駐車し、週2日程度、観光客に弁当や軽食などを販売予定。県南部東部振興課の担当者は「県南部や東部の食材も活用しながらおいしい料理を提供し、奈良のにぎわい作りにつなげたい」と話した。