社会そのほか速
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もうすぐお正月。実家の両親や親戚と連絡を取ることも増える時期ですが、適齢期の独身男女にしてみれば、また「結婚しないの?」と聞かれたり、「久々に顔を会わせれば、また言われるだろうなぁ……」と想像してちょっぴりブルーになっている人も居るのではないでしょうか? そこで今回は、「親」と「結婚」について、色々と考えてみました。
■ 親を安心させたくて……
適齢期の男女に対しての「結婚したくなるのはどんなとき?」という幾つかのアンケートでは、「親の老いを感じて」「親を安心させたくて」という理由が幾つか見受けられます。著者の周囲でも、「親の病気が分かり、結婚を早めた」という人や、「ご両親の老いを感じて結婚を考え始めた」という人も何人か知っていますが、ご両親の変化は、少なくとも結婚のキッカケや後押しにはなっているようです。
『厚生の指標(厚生統計協会 刊)』によれば、「結婚に抱いた期待」として、女性が挙げた第一位は、なんと24〜35歳すべての年齢層で「親が安心する」という項目でした。35歳以上でも、43%の女性が「親を安心させたい」と結婚を望み、結婚できれば「ああ、やっと親を安心させられる」と胸を撫で下ろす。日本人は欧米などに比べ、親との関係性が強いため、無意識に「親の望むいい子で居なければ……」と感じている子供が本当に多いそうです。
■ 「老い」をアピールしちゃうほど、我が子に結婚してほしい!?
また、面白いのが、結婚しない子供を持った親の側に対しての「子供に結婚したくさせるテクニックは?」という逆のアンケート。なんと「親が歳をとったと感じさせる」が第一位でした。「一人で残すのが心配だから、誰かと一緒になってほしい」という必死の親心ゆえなのでしょうが、「自分たちは歳をとってるよ」なんて故意のアピールでは、子供側としても素直に受け取れなさそうな気がしますね……(苦笑)。
さて、「親」と「結婚」と聞くと、今年ニュースになったなかでは、「親の代理見合い」なんて婚活のスタイル。出会いがなかったり、仕事に忙しい子供たちのために、親たちが代わりにプロフィールと写真を持ってお見合いをするのです。全国各地で行われているそうですが、それほどまでに「親は我が子に結婚してほしい」と望むものか……とちょっとその熱意に驚いたものです。色々なTV番組でも取材されていましたが、「そこまでして子供を結婚させたいのは何故?」とインタビューをされると、「孫が欲しい」「自営業なので手伝いが必要」等の回答もありましたが、参加者の多くは「子供を独身のまま一人残して死ぬのが不安」という理由を述べていました。…