今回のご相談は、37歳男性から寄せられた、女性との食事デートに関するお悩みです。と言っても、中華が良いのか、イタリアンが良いのか……などのお店選びに関してではなく、彼が気になっているのは、相手女性の食事量について。

・37歳男性からのご相談内容（マイスターさん）
「特定のカノジョはいませんが、コンパ等で知り合った女性とメシに行く機会はちょいちょいあります。素朴な疑問なのですが、女性って、なんであんなにも小食なのでしょうか？　最近は、定期的にメシを食う仲の女性が4人いるんですけど、揃いも揃って必ず残します。

『お腹いっぱい』なのだそうです。彼女たちが、出されたメニューを完食した姿を一度も見たことがありません。彼女たちの体型は、ごく標準体型です。年齢は、4人共30代です。30代標準体型の女性の食事量を教えてください」

・女性の「お腹いっぱい」は建前
マイスターさん、こんにちは。コラムニストの菊池美佳子です。まずは、「コンパ等で知り合った女性とメシに行く機会はちょいちょいある」とのこと。しかも4人も！　世の中には、女性との食事デートに漕ぎ着けるのが難しいと頭を抱えている男性も多いです。マイスターさんはおそらく、モテるタイプの男性なのでしょう。

さて、筆者も30代標準体型の女性ですが、嫌いなものでない限り、基本的には完食するタイプです。筆者が思うに、おそらく4人の女性たちも、完食しようと思えば完食できるのだと思いますよ。ガチで、「お腹いっぱい」なんてことはないはずです。食事デートの行き先が、毎回「二郎」だと言うなら話は別ですが……。

・小食 = 可愛い!?
では何故、彼女たちは完食しないのでしょうか？　もしかすると、小食キャラに徹することで、「可愛い」を演出しようと企んでいるのかもしれませんね。筆者は、モリモリ美味しそうに食べる女性のほうが魅力的だと思うのですが、こればっかりは人によって価値観が異なります。

筆者の知人男性は、「モリモリ食べる女性は、ウ○コがデカそうなので嫌だ」と申しておりました。彼女たちは、「ウ○コがデカそう」と思われたくない乙女心ゆえ、料理を残しているのでしょう。

・三十路熟女は代謝が落ちるお年頃
もうひとつ、考えられる理由としては、体型維持が関係しているのかもしれません。4人の女性たちは特別太っているわけでもなく、ごく標準的な体型とのことですが、我々三十路熟女にとっては、「標準」を維持するのが難しいのです。

20代の若いお嬢さん方と違って、代謝は落ちる一方。運動で代謝を上げることは可能ですが、三十路って仕事が忙しくなってくるお年頃。残業や休日出勤に追われている身ゆえ、会社帰りにヨガに寄るとか、休日にウォーキングするとか、そういった時間が取りづらいのです。そのため、日々の食事量でコントロールするしか選択肢が残されていないのでしょう。

筆者が子どもの頃は、「お百姓さんが一生懸命作っているものを残すとバチが当たる」としつけられたものでした。個人的には、毎回残すのはお行儀が悪いと思ってしまいます。もちろん、本当に食が細く、食べきれない人が存在するのも事実。飽食の時代だからこそ、考えさせられるテーマですね。

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