社会そのほか速
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テレビをつければ芸能人の離婚報道が取り沙汰され、芸能界に限らず、3組に1組の夫婦が離婚している昨今。
「離婚が多い!」なんて言われていますが、実は、離婚率が現代の2倍だった時代があるんです!
そんな時代の“離婚”をモチーフにした映画『駆込み女と駆出し男』の試写会に潜入。
一足お先に“昔の離婚の実態”と、ほんの少し映画の内容もご紹介しちゃいます!
■今じゃ考えられない! 離婚の申し立ては“男性からのみ”受け付けていた
今は、結婚したい人としたいときにして、離婚もしたいと思えばできる時代ですよね。
しかし、遡ること200年余り。江戸時代の頃には、離婚請求は夫側からしか受け付けていなかったんです。
では女性は、いくら嫌になっても離婚を申し立てられなかったのか……?
基本的には、女性は我慢をして過ごしていたようですが、我慢がどうしてもできない女性が駆け込むお寺が存在しました。
それが、縁切寺と呼ばれる“東慶寺”で、たくさんの女性が夫と縁を切るために駆け込みました。
縁切寺は妻側からの離婚請求を受け付けて、妻を保護し、離婚調停を行う特権を公的に認めていた、いわば女性から離婚をするための“唯一”の方法だったのです。
ただし、“駆込み”には作法があり、簡単にお寺には入所できません。
駆け込もうとしても、途中で夫に連れ返されることもあり、お寺に無事に着いても、御用宿で聞き取り調査が行われます。そして、無事に入所が決まっても、尼のような厳しい生活を強いられるのです。
■今も昔も別れの理由は様々!
女性からの離婚がそれだけ大変だった時代ですが、それでも離婚を申し出る女性が後を絶たず、現代の2倍もの離婚希望者がいたようです。
昔も今も、変わらないのは、女たちの別れの事情は多種多様であること。
嫌いで別れることもあれば、好きで別れることもある。
映画『駆込み女と駆出し男』の中に登場する“ある夫婦”の別れに……思わず涙しました。
色々と考えさせられる内容で、筆者も寺ではなく、旦那と共に映画館に駆け込む予定です。
いかがでしたか?
当たり前に、好きな人と結婚して、離婚も希望すればできる今の時代が、いかに女性にとって優しい時代になったのか。また、いかに恵まれているのか。
もっと当たり前のことに感謝して生きたいと思える、素敵な内容でした!
公開が楽しみですね。