社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
巣鴨の地蔵通り商店街では日にちに“4”の付く日は、とげぬき地蔵尊で知られる高岩寺の縁日『四日市』が開催されています。
高岩寺は病気平癒のご利益で有名で、原宿さながら、いつも大勢の人で賑わっていますが、特に『四日市の日』はさらに賑やかです。高岩寺境内や地蔵通り商店街には多くの露店が並び、その日の人出は10万とも15万ともいわれています。
この四日市の日に巣鴨に潜入してみると、驚くことに本当にすごい賑わい! そしてこの7割方がおばあちゃんだったことにさらに驚きました!
とにかく、おばあちゃんたちがパワフルで、化粧品の露店でキャッキャキャッキャと騒ぎながら実演販売にくぎ付けになっていたり、マクドナルドに立ち寄って世間話に花を咲かせていたり、まるで女子高生のよう。
なので、つい「あれ、おじいちゃんは?」と思ってしまったくらい。いるにはいるんですが、全体の2割ほど。それにおばあちゃんにくらべるとパワフルさがぜんぜん足りないという印象でした……。
しかし、なぜ、おじいちゃんたちに比べて、おばあちゃんたちはこんなに元気なのでしょう?
それはいわゆる“女性の方が長生き”ということに関係するのではないかと思い、宮城重二氏の著書『女性はなぜ長生きか』を参考に、女性が長生きする理由を7つまとめてみました。
この理由を知ると、巣鴨のおばあちゃんたちが元気な理由が見えてきますよ!
■1. 女性は基礎代謝が低く、エネルギー消費量が少ない
女性の体質が脂質質なのに対して、男性は筋肉質です。脂肪質は筋肉質よりも活性度が低いため、少量のエネルギー消費で活動することができます。
また、代謝量が少ないという事は活性酸素の生成も少ないということでもあります。活性酸素は老化を促す働きがあるという説があり、この説に従うと、男性のほうが女性より老化が早く起こるといえるでしょう。
■2. 女性ホルモンが寿命を長くする
「脳卒中ラット」を使った実験で、男性ホルモンが脳卒中の確率を上げ、寿命を縮め、女性ホルモンが脳卒中の確率を下げ、寿命を延ばすという結果が出たといいます。
また、女性は閉経前には動脈硬化になりにくいそうです。動脈硬化により引き起こす、狭心症や心筋梗塞などの心疾患も男性のほうが高確率で発生するというデータもありました。
もうひとつは注目したいのは、女性には月経という性周期があるということ。そのため、女性は毎月周期的にホルモンの増減があり、体内の水分量も変化します。
しかし、男性はそれがほとんどありません。つまり、女性のほうが化学的変化に慣れていて強いということです。そのため、病気や精神的動揺などによる変化への対応力があるということでした。
■3. 女性の遺伝子構造のほうが強い
女性の性染色体はXX、男性はXYということはどこかで聞いたことがあると思います。XX染色体はどちらかの遺伝子に欠陥があっても片方が抑え込むので影響は少なく、XY染色体はお互いにカバーすることができないため影響が出やすいそうです。
男児の死亡率が女児の死亡率より高いのはこのためですね。遺伝子に何かしらの障害があった時に、女性の遺伝子の方が強いのです。
長生きな理由3つ、いかがでしたか? 「なるほど」と思った理由もありましたか? 気になる残りの3つは、【後編】でご紹介します!
【参考】
※ 巣鴨地蔵通り商店街公式ホームページ
※ 宮城重二(1996)『女性はなぜ長生きか』 講談社