社会そのほか速
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前回の記事では、巣鴨のおばあちゃんたちが元気な理由を、女性が長生きな理由に結び付けて紹介しました。長生きの理由を3つまで紹介したので、今回は残り4つを見ていきましょう。
■4. 女性の脳の方が委縮が少ない
脳の容積は年齢とともに縮小しますが、男性のほうがより委縮が大きいそうです。これだけでも女性が男性より長生きしやすいのがわかると思います。また、女性は性欲や食欲などの本能と快・不快をなどの情動をつかさどる大脳辺縁系がしたたかだという説があるそうです。
だから、刺激を受けても内臓や精神面に影響を及ぼさないように柔軟に対応できるのです。逆にいうと、柔軟に対応できないとストレスを生じて、大脳辺縁系がうまく働かず、自律神経失調症になったり、内臓へ影響が出たりするということですね。
■5.女性の方が生きがいを見出すのが上手
会社を定年退職して、燃え尽き症候群になる男性の話をよく耳にします。言うまでもなく、男性は外での仕事、女性は家事や家計の切り盛りなど家族に関係する活動が多いですよね。
男性は社会的な引退により、急激な生活と活動の変化を経験する一方、女性は急激な変化が少ないのです。まだ、女性は男性に比べて子や孫の成長や友人づきあい、や老人クラブの活動に生きがいを感じやすいというデータもあります。
それから、男性は配偶者を失った時に友人づきあいや親戚づきあいがうまくできなくなる傾向もあるのです。生きることへのモチベーションも女性のほうが持ちやすいということですね。
■6. 女性の方が健康管理が上手にできる
女性は男性よりも持病のある者や自覚症状を訴える物が多いそうです。同時に、かかりつけ医のいる割合も医者にかかっている割合も女性のほうが多かったといいます。
これは、女性のほうが上手に医療サービスを利用して健康管理をしているということの表れです。そういえば、「病院は嫌いだ」なんて言う人は男性に多くないですか?
■7. 女性はストレスに対して柔軟
女性は男性よりも柔軟な価値観をもっています。男性が仕事1本になりやすいのに対して、女性は昼間は仕事、仕事が終われば主婦として、母としての働きをしなければならないため、嫌でも柔軟性が求められるからです。
また、月経もあり、男性では決して味わえないストレスを体験しています。さらに、結婚後は夫の家の文化に入っていき、時には文化が合わず、摩擦が起こることもあります。
それらに対して柔軟に対応せざるを得ないから自然と身についているということですよね。
女性が長生きなのは、生物学的な性の違いや社会的な役割の違いによるものなんですね。
お友達と連れ立って縁日での買い物やおしゃべりを楽しんでいたり、孫のためにとお守りを買ったり、健康や美容にいい商品が売っていれば必死になって効能を聞いたり……。
巣鴨のおばちゃんたちがパワフルなのも納得です! だって、そうじゃなければ女性として生きていけないんですから!
また、余談ですが、巣鴨の四日市はかなり個性的です。かつらや仏具の露店や干物の屋台があったり……。若い人でも楽しめるので、ぜひ行ってみてくださいね!
【参考】
※ 巣鴨地蔵通り商店街公式ホームページ
※ 宮城重二(1996)『女性はなぜ長生きか』 講談社