これは、僕が大学生のときにサイパンで年上女性をナンパしたときの話です。初めてのナンパで、あれよあれよと言う間に付き合うことにまでなった、今考えても夢のようなおいしい話です。

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■初めての海外旅行とナンパ

私は、大学生の時に所属していた某運動部仲間とサイパンに行きました。サイパンでは、海に行き、買い物をして、食事をする普通の観光旅行をしていました。

最終日の夜に地元のクラブに行きました。仲間の数人の影が見えないと思ったら、おなじく日本から来ている女性をナンパしていました。酒が入っていたこともあり、私もなんとなく友人とナンパをしたら、初めて声をかけた2人組の女性と話が合いました。その後、その女性達はホテルに戻ることになったので出口まで送りに行くと、友人は連れの女性と公然とキスをしていました。それを見た私と女性もつられてキスをして、連絡先を交換しました。

■付き合うことになった夜のこと

日本に戻り、私はなんとなくサイパンで出会った女性に電話をしてみました。女性は関西に住む23歳のOLで私より2つ年上でした。すると女性は今度東京に出張に行くので、私の家に泊まりに行ってもいいか、と聞かれました。私はその時、都内で一人暮らしをしていたので、断る理由はありませんでした。

彼女の上京の日、私は彼女を自宅に招きました。サイパンではキスをしていたので、キスまではOKでした。しかし、それ以上は拒否の嵐です。「何で？」と聞くと「何でも」と返してきます。しかし、こちらも粘り、結局最後には向こうが「電気を消して」と根負けし、無事二人の初夜を迎えました。

　
■別れることになった日のこと

彼女は翌日帰りましたが、私たちは電話で連絡を取り続けました。翌月に二人で国内旅行に行く計画も立てていました。

しかし、私は大学生で限りある時間があったせいか、いきなり関西の彼女の家に一人で遊びに行きました。彼女は一人暮らしで、夜マンションの前で待っていると、ものすごくびっくりしていましたが、部屋に入れてくれました。翌日は彼女が出勤し、私は家で留守番。夜は外で食事をして、夜景を見て、お酒を飲みました。

すっかり満足した私は一人東京に帰りました。それから数日後、彼女から手紙がありました。内容は別れ話でした。どうやら私の行動は彼女にとっては重かったようです。年相応の彼女を見つけて付き合った方が良いと書かれていました。私はあきらめられず電話もしましたが、彼女の意思は固く、結局私たちの付き合いは数カ月で終わりました。

私は翌年の春、社会人になりました。胸には彼女がその後送ってくれたネクタイをしていました。