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ライオン リビングケア研究所は、20代~60代の既婚女性を対象に「トイレまわりの汚れ」に関する調査を実施。このほど、『知らなきゃ良かった トイレの秘密シリーズ』第1弾として結果を発表した。
便座に座って小用する既婚男性、38%
「夫の小用スタイル」
既婚女性を対象に、夫の小用スタイルについて調査したところ、座って小用をする夫は6年間で1.5倍に増えており、2014年にはおよそ4割まで増加したことがわかった。
同社は2005年に、「男性が立って小用した場合に周囲に飛び散る尿ハネは1日あたり約2,300滴にも及ぶ」「尿ハネが多い前述の場所には1cm2当り約2,000個の菌が存在する」「菌が尿を分解することで強いニオイ(アンモニア臭)が発生する」と、トイレの不快なニオイの原因が”尿ハネ”と”菌”であることを明らかにしており、今回の結果について、「座って用を足す男性が増えている背景には、このような情報がきっかけのひとつになったのではないか」としている。
便座裏の尿ハネは男性200滴、女性は500滴!
「1回の使用で便座裏につく尿ハネ」
続いて、男性が座って小用をすることで、家庭のトイレが実際に汚れにくくなったのかを検証するため、便座裏とおしり洗浄機本体、便器フチ上に感水紙を設置。成人男性と成人女性が着座スタイルで小用を足したことによるハネを、水滴のサイズ別にカウントし、平均値から1回あたりのハネを算出した。
その結果、1回の使用で男性では約200滴、女性の場合は約500滴も飛び散っていることが判明。座って小用をすることで便器の外側に飛ぶ尿ハネはなくなるものの、便座の裏側には多数の尿ハネが付いており、1日数回使用するだけでも、便座の裏にはかなりの尿ハネ汚れが蓄積していることが伺える結果となった。
気温が高いほどアンモニアが発生!
「アンモニア発生量」
次に、飛び散った尿は菌によって分解されて強いニオイ(アンモニア臭)を発生することから、尿から発生するアンモニアの量と気温の関係について調査を実施した。その結果、5℃ではほとんどアンモニアが発生しなかったが、25℃、37℃と気温が高くなるほど、アンモニアの量が多くなることが判明。初夏~秋にかけてはもちろんのこと、暖房付き便座を使用した場合は、外気温が10℃を下回る条件でも便座裏の温度が20℃程度まで上がるため、冬でもニオイが発生しやすいことがわかった。