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トサカ前髪が命!? 上司の時代遅れなバブルメイクの特徴5つと直し方

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トサカ前髪が命!? 上司の時代遅れなバブルメイクの特徴5つと直し方

トサカ前髪が命!? 上司の時代遅れなバブルメイクの特徴5つと直し方

 

【相談者:30代女性】
職場にバツイチの40代女性がいます。「彼氏が欲しい、男性を紹介して」とよく周りにいうのですが、なんかバブルっぽくて時代遅れなんです。元の顔立ちはキレイで年下の私よりスタイルもいいのに。「きっとナチュラルメイクも似合うと思う」程度はアドバイスしますが全く聞く耳を持ちません。 職場で波風を立てたくないのですが、やんわりと時代遅れを直して魅力的になるアドバイスはどのようにすればいいのでしょうか?

●A. ナチュラルメイクを経験させて、「こっちの方がステキ」とチヤホヤしましょう。

こんにちは。彼氏づくり専門家の菊乃です。

バブルっぽい方がいらっしゃるのですね。スタイルもいいってことは、その全盛期はさぞチヤホヤされたのでしょうね~。初デートで数万円のフレンチとか、クリスマスプレゼントがマンションとか、話で聞いたことはあるけれど……。

今回は株式会社ラムズビューティーの片桐愛未さんにバブルメイクを再現してもらいました。片桐さんもバブルを謳歌されたそうです。

●(1)眉は手入れをせずボサボサ

眉毛カットはほぼしません。アムラー世代で眉毛を抜きすぎている私でバブルメイクを再現するために、黒のアイブローペンシルで書き足してます。

●(2)アイシャドウは1色

3色のアイシャドウパレットを使ってグラデーションをするという概念はなく、目頭からグラデーションなしでベタっとアイシャドウを塗ります。アイラインはなく、マスカラを軽くつける程度。

化粧は濃いのですが、現代のナチュラルメイクの方が重ねてぼかして、高度なテクニックを使って時間もかかってます。

●(3)ブルーピンクの口紅

バブルメイクといえばブルーピンクの口紅。自分の血色を無視したかなり人工的な色で、今は売っていないため3色混ぜてバブルカラーを再現しました。

現代の口紅が、血色の延長上の色味で顔になじむ色なのに対し、バブルカラーは顔になじまず際立って浮く色です。

●(4)トサカ前髪

前髪をセットするとき、上下にセパレートするようにカーラーを巻きます。少し簾のように前髪が下りてきて、前髪の上部は立ち上がります。前髪と耳周りサイドの毛を横に張り出してダブルピンで固定してスプレーで固めます。トサカ前髪と呼ばれますが、鶏どころか獅子のようです。

当時はトサカの高さを競い合っていたらしい。周りがトサカを畳んでいれば、先輩のトサカが一番高いですね。

●(5)ストレートの毛先

セミロング~ロングの方であれば、毛先はゆるくナチュラルに巻くことが多いと思いますが、この時代はくっきりストレートかソバージュ。

●バブルメイクでチヤホヤされたからすがりたいだけ

再現してみると、服も色もヘアセットも“くっきり”している。出来上がった自分の顔をみれば滑稽そのものなのだが、このメイクを鏡で見て1時間過ごして、化粧を落として元のメイクに戻ったときに、「なんか寂しいな」と私でも一瞬思ってしまった。

「キレイ」「似合っている」も相対的な感じ方。“くっきり”バブルメイクを何年も続け、感覚が麻痺した人から見たら、今のナチュラルメイクの方が寂しいとか、地味すぎとか、顔色が悪く見えているかもしれない。濃い味のジャンクフードに慣れた人が、薄味で洗練された料理を食べたら物足りなく感じるのと似たようなもの。

先輩にメイクを直すようにいっても見え方が他の人と違うのだから、全く響かないでしょう。メイクを一緒に習うように誘ってみて、ナチュラルメイクになった先輩を褒めちぎってみましょう。バブルメイクでチヤホヤされたからすがりたいのだ。今のナチュラルメイクで褒められるなら、チヤホヤされる方を選ぶでしょう。

「こっちの方が声かけやすい」「こっちの方がカワイイ」と比較することがポイント。自分のこととなるとキレイに変わったかどうか気が付けない場合もあるので、他の人のビフォー・アフターで違いが見れると、より時代遅れメイクの与える印象が悪いかがよくわかると思う。

●これからを美しく生きる

新しいものが出るとメディアは取り上げるが、それが流行らなくなっていくときは、「もうこれは終わりですよ」と誰も言わない。自分のこととなると、毎日見ているのでそれが変だとしても気が付きにくくなる。

バブルメイクまでいけば希少価値が高いが、比較的近年に流行したシュシュ、ブーツカット、細眉、囲み目などは、郊外に行けばまだ生息している。

流行を抑えることが偉い訳じゃないけれど、時代遅れな格好は、周りを見渡すことができず独りよがりで、自分を客観的に見ることができない内面の問題だ。「変えたらもっとステキになるのに」と思ってくれる人が周りにいるうちに、ぜひトサカを畳んでほしいものだ。

だって二度と来ないバブルにすがるより、これからを美しく生きるほうがずっと豊か。

【取材協力】
・『株式会社ラムズビューティー』片桐愛未

●ライター/菊乃(彼氏づくり専門家)

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