■素直に好きと伝えられていますか?
こんにちは。OKラインメンタルトレーナーの清水利生です。最近恋愛の悩みで、好きなのに素直に気持ちが伝えられないという人の悩みを多く聞きます。これは女性だけに限らず、男性でも同じで、伝えたい気持ちはあるのに、上手に気持ちを表すことができずに苦しんでいるというものです。
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そういう人の多くは、好きな人の前に行くと好きで好きでたまらない気持ちとは裏腹に、素っ気ない態度を取ってしまったり、会話に困ると「そろそろ帰る?」と恋愛をストップさせてしまうような発言や態度をとってしまうのです。しかし、一人になると後悔し、そんな行動や態度をとったことに対し嫌気もさし、自分で自分を責めて苦しんでしまうのでした。
この素っ気ない態度や、帰りたくないのに自分から帰りを切り出すという行動は、彼からの愛情を感じたいがためのものと言えます。彼がどれだけ自分のことを思ってくれているか、彼の反応で彼からの気持ちを確かめようとする、へそ曲がりの愛情表現なのです。
困ったことにこの愛情表現は相手には伝わりにくい一面があります。素っ気ない態度をされた彼は、この人は自分には興味がないんだという認識をしてしまう人も少なくないでしょう。彼女はそのような反応をされると、尚更自分が取ってしまった態度に後悔するのです。
■気持ちを素直に伝えるための心のストレッチ
この一見勘違いされてしまう愛情表現の仕方を変えていくには、自分の気持ちを伝えるための訓練が必要です。気持ちを伝えようとしても、恥ずかしさや、伝えた時の彼の反応に対し怖さがあるとなかなか行動を変えることができず、自分で自分を苦しめる恋愛を繰り返してしまいます。
そんなときは、目的に向け階段を登っていくように成功体験を積み上げていくことが必要です。恥ずかしさや、怖さを感じても、気持ちを伝えるためにできることを紙に書き出してみましょう。
「自分から食事に誘ってみる」「メールで『会えなくてさみしい』と伝えてみる」「やさしくする」など自分が行動に移せる範囲から書き出し、クリアしたら合格マークをつけて行きます。こうすることで、できたことを目で見て実感しながら次に「好き」という気持ちを伝える手段を考えていくことができるのです。
ポイントは、いきなり素直な気持ちを完璧に伝えようとしないこと。そこが階段の一歩目になるとハードルが高すぎた場合、「できなかった感」を味わうことになりさらに恋愛が嫌になってしまうきっかけとなります。
気持ちを伝えるリストを少しづつクリアしていき「できた感」を味わいながら理想の自分へ近づきましょう。そうすることで恥ずかしさや、怖さを持っていても気持ちを伝えられるという自信が積み重なります。
行動も自信も階段を登るように少しづつ積み重ねることが必要なのです。