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前回の記事では、日常生活に垣間見えるストーカー男の特徴3つについて解説しました。そこでも述べた通り、ストーカー男のなかには見せかけの魅力で女性の気を惹くのがうまい者もいます。
では、不幸にして、ストーカー男の本性に気付かず、付き合うことになった場合にはどうなってしまうのか? 【後編】では、ストーカー男の恋人との関わり方の特徴ふたつを見ていきましょう。
前回に引き続き、犯罪心理学者の越智啓太先生にお話をうかがいました。
■4:恋人への過度の依存
元交際相手に、執拗にメールを送りつけたり、電話をかけたりするというのはストーカー行為の典型ですが、ストーカー男は別れをきっかけにこういう行動を開始するわけではありません。
交際中から、過度に連絡をとりたがる傾向は既に現れていることが多いです。
一般的に、男性は女性よりも連絡無精なところがあります。「彼が全然メールの返信をしてくれない」という女性の不満や悩みはよく耳にしますよね。
他方、ストーカー男の連絡のマメさは、交際初期の女性にとってありがたいかもしれません。メールすると即レスが返ってきますし、デートのあとには必ず「無事に帰宅した?」などと女性を気遣うようなメールまで送ってくれます。
ところが、ストーカー男からの連絡は、女性にとってしだいに重荷となってくるでしょう。
ストーカー男が頻繁にメールしたり電話したりしてくるのは、相手への愛情というより、そうしなければ自分が不安だからです。
「無事に帰宅した?」というメールも、彼女の安否を気遣っているわけではなく、自分が彼女の位置情報を把握しておかないと気が済まないためともいえるでしょう。
そのため、メールの返信が少しでも遅くなったり、電話に出れなかったりすると異様に怒ります。“仕事中だった”とか“疲れて眠っていた”とか彼女の都合などおかまいなしです。
彼女の側にどんなに正当な理由があろうとも「浮気しているんじゃないか」とか「そんな理由で応対できないのは愛情が薄い証拠」などと聞く耳を持ってくれません。
連絡がマメなのはありがたいことですが、あなたが応答できなかったときにブチ切れるのか、きちんとあなたの言い分を聞いてくれるかで、ストーカー男と誠実な男性とを区別するようにしましょう。
■5:仲直りのためには過剰なサービス精神を発揮
上で述べたように、ストーカー男は交際中も異様に嫉妬深かったり束縛が強かったりするので、交際相手と喧嘩になったり、女性のほうから距離を置きたくなったりすることになるでしょう。
女性が最初に愛想を尽かしたとき、ストーカー男は特徴的な行動に出ます。過剰なまでのサービス精神を発揮するのです。
「俺が悪かった!」と土下座したり、収入に不相応なまでの高額なプレゼントを贈ってみたり、とにかくヨリを戻すためには手段を選びません。
普段はプライドが高く“俺様”的な彼の変貌ぶりに、きっと女性は心が揺れるでしょう。「ここまでしてくれるということは、今までのことをすごく反省しているにちがいない」と。
ところが、気を許してヨリを戻そうものなら、元の黙阿弥です。彼のあなたへの態度は決して改められることはありません。
付き合いが深く長くなるほど、ストーカー男のあなたへの執念は強まります。ストーカー男にとって、束縛も依存も愛情表現の一環なので、「俺様にこれだけの労力をかけさせたんだから、別れるなんて絶対に許せない」という思考になるのです。
なので、情にほだされてヨリを戻せば、その後、ストーカー男と縁を切るのはますます難しくなるということは、ぜひ心に留めておいてください。
以上、2回にわたってストーカー男の5つの特徴をお届けしましたがいかがでしたか?
ストーカーといってもいろいろなタイプがいるので、5つのうちのひとつでも当てはまれば即ストーカー認定できるわけではもちろんありませんが、ストーカー被害を防止するうえで、ぜひ参考にしてみてください。