社会そのほか速
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■恋はひとりでするものじゃない
まだつきあっていない段階から「面倒そう」だと思われてしまったら、恋ははじまりません。
出会って間もないうちは、お互い相手を知るために観察するもの。そこで次のような言動や行動が見受けられると、多くの男性はこれ以上親密な関係にならないようブレーキをかけてしまいます。いったい、どんなところが「面倒そう」に映るのでしょうか。
□1. やたらと詮索する
どこから詮索だと思われるかの線引きは個人差がありますが、知り合って間もないうちにプライベートなことを詳細まで聞かれたら、ほとんどの人はあなたに好感を持つどころか不信感を抱くでしょう。
具体的には、朝の出社時刻や帰宅時刻、家族の勤務先や学歴など。会話のきっかけや他に知る目的があるとしても、一度にたずねる項目は2~3個程度に。
また、相手からもあなたのことを聞かれるなど、同じくらいの興味と自己開示がなければ、相手はあなたを警戒しているのかもしれません。会話のキャッチボールを心がけましょう。
□2. 真面目すぎる
カップルの数だけ恋愛はあります。当然ながら、相手が違えば価値観も考え方もさまざま。他のどの恋愛とも同じように展開するとは限りません。それでもおつきあいするまでのステップにこだわってしまう女性は、決して少なくないようです。
真面目なのはいいことですが、デートの回数や連絡頻度、スキンシップの手順までこだわるのが正しいのかは疑問です。決めごとに従ったところで恋が叶うとは限りません。
ルールに則った恋愛よりも、あなた自身の感性や価値観を大事にしたほうが、きっと幸せになれるはず。理想やノウハウといったフィルターで排除せず、ありのままの彼と向き合うようにしましょう。
□3. むやみに束縛する
いくら恋人でも、会っていない時間には別の生活があります。仕事が忙しいときだってあるし、困っている友人を助けていて、彼女にメールの返事をする余裕がないことだってあります。
そんなとき「どうしてメールの1本もできないの?」相手の気持ちを思いやるより自分の要求を通すほうを優先しようとしたら、彼にうんざりされるのも当然。
彼女の言い分は「不安だから」。いったい何が不安なのでしょう? 彼の生死にかかわることならともかく、ほとんどは「自分以外の女性に彼をとられてしまうのでは」という心配ではないでしょうか。
彼をむやみに束縛するのは、最も「面倒な女」だと思われる行為です。束縛は相手を信用していない証拠。彼を愛するどころか傷つけているのです。それでも「不安にさせるほうが悪い」と自己を正当化する人はいます。勝手に不安になっておきながら彼を責める彼女。そんな彼女のどこに彼は愛情を感じることができるというのでしょう。
彼女がいくら不安がったところで、彼の気持ちを引きとめることはできません。そのことに早く気づきましょう。
□4. なんでも白黒つけたがる
「私のどこが好き?」と知りたがる女性は多いと思います。しかし実際、こういうところとハッキリしている人がどのくらいいるのでしょう。目に見える長所だけでなく、相手の雰囲気や匂いや言葉にならない「存在感」すべてをひっくるめて好きになるのではないでしょうか。
ふたりの仲が順調なときはいいのですが、ちょっとしたいさかいから口論になってしまったとき、あるいはしばらく会えなくてさびしいと思ったとき、ふと「私は彼にとって必要な存在なのか」疑問に抱いてしまうのはよくあること。
しかし「仕事と私、どっちが大事?」「私なんて必要じゃないんでしょ」といきなり言われても、彼は返答に困るだけ。
「そんなことないよ」と答えたところで、彼女が納得しないのはわかっています。「必要だよ」と言っても彼女は満足しないでしょう。返答に困る彼の胸に残るのは「面倒な子だな」という感情のみ。
「好き」な気持ちに理屈なんてありません。ただの遊びなら歯の浮くような上辺だけの台詞も言えるかもしれませんが、本当に好きな彼女に対してはなおのこと、いい加減なことは言えないのが本音。そんな男性心理を理解して、野暮な質問をしないのが賢い女性です。
一概に、何でも白黒はっきりつけたがるのは女性ならではの傾向。しかし人の心はもっと複雑です。正論で片づけられないのが恋。簡単にわからないからこそおもしろいのです。面倒な女になってしまわないためにも、もう少し恋を楽しむ心の余裕を持ちましょう。
文・島田 佳奈(All About 島田佳奈の恋愛コラム)