3月14日にマイアミ市街で開催された電気自動車によるレース、フォーミュラEの第５戦は、e.dams ルノー・チームのドライバー、ニコラス・プロストがスコット・スピードとの激戦を制して初優勝した。
　昨年秋に北京で開催されたフォーミュラE初のレースでは、プロストとニック・ハイドフェルドが最終周に激しくクラッシュ。今回のレースでも、解説者は当時のアクシデントをしきりに話題にしていた。しかし、アメリカでの初開催となる今回のレースは、フロリダらしい好天の中、たくさんのファンがスタンドに詰めかけて歓声を送っていたほか、近隣の建物や停泊中のヨットからも大勢の観客が見守っていた。
　
　予選の終了時点で、プロストの乗るスパーク・ルノー「SRT 01E」は、アンドレッティ・チームのジャン・エリック・ベルニュに次ぐ２番手。プロストは過去に２つのレース（第１戦中国・北京と第２戦マレーシア・プトラジャヤ）の予選でポールポジションを獲得したにも拘わらず、決勝では優勝できなかった。それを考えると、プロストは今後、予選ではあえて２位を目指す作戦を取った方がいいかも知れない。
　
　一方、今回がフォーミュラE初出場となったスコット・スピードは、予選10位という決して好条件ではない位置からのスタートだったものの、最終周ではプロストと接戦を繰り広げて２位に食い込んでみせた。プロストは今回の勝利でドライバーズ・ポイントが67となり、ランキングのトップに躍り出た。２位は60ポイントのルーカス・ディ・グラッシ。第６戦は4月4日、カリフォルニア州ロングビーチで開催される。
　
　動画を見る
　
　By Sebastian Blanco
　翻訳：日本映像翻訳アカデミー
　
　【PR】フォーミュラEを観戦する前に！まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう！

　【ビデオ】ニコラス・プロスト、マイアミでフォーミュラE初勝利！

　元の記事を読む