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[北京 11日 ロイター] – 中国の株式市場では先週、国有企業5社の株が取引き材料となる情報の正式発表前に値幅制限いっぱいまで上昇し、政府の国有企業再編計画が一部投資家に事前に漏れているのではないかとの疑惑が高まった。
証券規制当局はこの数年、株式市場は預貯金の安全な投資先だという信頼を取り戻そうと努めてきた。しかし何層にも及ぶ官僚制度や分厚い規制に阻まれて難航している。企業は上場や再編の承認を得るために官僚制度の内部で政治的なコネを培わねばならず、情報の連鎖が漏えいを生みやすくなっている。
鉄道車両メーカー、中国北車(CNR)(6199.HK: 株価, 企業情報, レポート)と中国南車(CSR)(1766.HK: 株価, 企業情報, レポート)の株価はいずれも5日に上昇率が値幅制限の上限の10%に達したが、それは両社が国有資産監督管理委員会(SASAC)から合併の承認を受けたと発表する5時間前だった。
工作機械の沈陽机床000410.SZは3日に取引中止が発表される前に2営業日にわたり株価が値幅制限の上限に達した。このほか上海百聯集団(600827.SS: 株価, 企業情報, レポート)など地方政府が保有する2社でも売買中止に先立って株価が値幅制限の上限を付けた。
ある市場アナリストは「国内の株式市場は正式発表前に動くことが非常に多い。明らかに情報の非対称性が存在する」と話す。
沈陽机床はコメントを拒否。上海百聯集団のコメントは得られていない。
中央政府系の大手国有企業112社を監督するSASACのコメントも得られていない。
中国証券監督管理委員会(CSRC)のスポークスマンは中国北車と中国南車の合併計画発表前にインサイダー取引が行われたのではないかとの質問に対して、この件を注視していると述べた。 続く…
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