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[ワシントン 4日 ロイター] – 米国務省のヌーランド次官補(欧州・ユーラシア担当)は4日、ウクライナ東部で停戦合意に反する行為がさらに見られた場合、ロシアに対し一段の制裁措置導入を検討するため、米国の当局者が今週、欧州を訪問していることを明らかにした。
同次官補は下院外交委員会の公聴会で、ウクライナ東部では現在も親ロシア分離派による攻撃の懸念が払しょくされていないとし、前月に独仏などの仲介で停戦が合意された後も、100件以上の違反があったと指摘。
「米国の制裁担当チームは今週、欧州を訪問している」とし、停戦合意がさらに破られれた場合、ロシアに対する追加制裁導入について米国と欧州が歩調を合わせることが重要になると述べた。
また、オバマ大統領がウクライナ軍への兵器供給の是非について、関係部局に助言を求めたことも明らかにした。
そのうえで、ロシアは前年12月以降、数多くの軍事機器をウクライナの親ロシア派に供給してきたと指摘。「ロシアの供給に直接対応する機器類の種類の選別を含め、(ウクライナ軍に兵器を供給する)問題はまだ内部で検討段階にある」と述べた。
同次官補は、ウクライナはこれまでも諸外国から兵器を取得しようとしたものの、同国から打診を受けた国は米政府がウクライナへの輸出を承認するのを待っていると説明。「ウクライナが要請したものの多くは、米国が輸出を許可するまで供給できない状態になっている」と述べた。
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