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[アテネ 28日 ロイター] – ギリシャのバルファキス財務相は28日、今年夏に償還期限が到来する欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債について、ECBと交渉する必要がある、との見方を明らかにした。
ECBが保有しているギリシャ国債(67億ユーロ相当)は、7月と8月に償還期限を迎える。
地元テレビでのインタビューで述べた。財務相は債務返済について「われわれは戦う」と宣言。「返済に充てるカネはない」とも訴えた。
財務相は、交渉で何を目指すのかについては、明らかにしなかったが、そもそもギリシャ国債を購入したのはECBのミスだと非難した。
ECBによる2010年のギリシャ金融支援時の国債購入について、「交渉では(当時ECB総裁だった)トリシェ氏が残念ながら間違って購入したこれらの国債がどうなるのかが焦点の一つとなるだろう。私はあの購入はミスだと思うが、ECBは当時、市場でギリシャを支えるために購入した」と述べた。
ギリシャは、支援策の4カ月延長でユーロ圏と合意した際、債務返済義務をすべて履行することを約束した。しかしギリシャが実際に新たな金融支援を受けられるのは、欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)がギリシャ改革案の詳細を承認した後になる。
税収が目標を下回り、景気回復の足取りも鈍いなか、ギリシャは3月、IMFから受けた融資およそ16億ユーロを返済する必要がある。また4月には、8億ユーロの利払いが控える。7月と8月には、ECBが保有する国債の償還のほか、利払いなどで約75億ユーロが必要だ。
*内容を追加します。
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